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被写体に変形するカメラや溝にはまらないつえなどを提案--第1回とっておきの……

写真=表彰式に出席した受賞者の皆さん

被写体に変形するカメラや溝にはまらないつえなどを提案--第1回とっておきのアイディアコンテスト

 目が見えない、見えにくい視覚障害者が「こんな製品があったらいいな」と思ったアイデアを提案する第1回「とっておきのアイディア」コンテストの表彰式が11月1日、東京都墨田区のすみだ産業会館で開かれ、盲学校の部で高知県立盲学校高等部の浅野拓朗さん(17)ら3人、一般の部で前橋市の中途失明者、小暮愛子さん(38)がそれぞれ最優秀賞を受賞した。

     コンテストは長年、視覚障害者の家電製品使用の不便さ調査を続けてきた社会福祉法人日本点字図書館と公益財団法人共用品推進機構が主催し、盲学校の部と一般の部でアイデアを公募。あわせて全国の123人から134作品の応募があった。

     盲学校の部で最優秀賞の浅野さんら3人が提案したのは「まがるもん」。白杖(はくじょう)の先端15センチが曲がって側溝などの溝にはまるのを防ぐ仕組みとなっている。

     また優秀賞を受賞した岐阜県立岐阜盲学校小学部4年の古田桃香さんの「声でお知らせカップめん」は、カップ麺に注いだ熱湯があふれる前に音声お知らするというものだった。

     一般の部で最優秀賞の小暮さんが提案したのは「レミノ」(Let me know)。実物を触るのが難しい絵画や人の顔などにカメラ部分をかざすと、特殊加工の液晶画面が立体化し、触って確認できるというものだった。

     受賞作品について講評した日本点字図書館理事長の田中徹二審査委員長は「撮影したものの形に変形するカメラなど夢のある発想のユニークさに感心した。製品化できそうなものは今年創立50周年を迎えた日本点字図書館用具事業課で開発したい」と話した。【岩下恭士】