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12月15日 「2020年東京オリンピック・パラリンピック」という言い方

 テレビのニュースで何度となく繰り返されるこの言い方、初めて耳にしたときからずっと違和感を覚えています。言い方を変えれば「2020年東京健常者五輪・障害者五輪」ということで、オリンピックとパラリンピックは完全に別物、健常者と障害者の間には確固とした隔たりがあるのだと毎回連呼されているような印象を受けます。「2020年の東京から人種も民族も超えた共生社会を実現しましょう!」と誰かが呼びかけていました。言外に「でも障害者だけは困ります。別のところに行ってね!」というメッセージが込められているみたいです。

     先日、月に1回通っている近所のフランス語会話教室の主宰者、フレッドさんに指摘されてはっとしました。要約すると「オリンピック・パラリンピック」と露骨に障害のある人たちを別扱いするような言い方はフランスでは考えられないと言うのです。「日本の障害のある人たちはどうして訴えませんか?」と彼は言いました。

     そういえばこの春、障害者差別解消法が施行されましたね。【岩下恭士】