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ユニバ・トーク

1月18日 声かけは自分から

 視覚障害者の駅ホーム転落事故があとを絶たない中、僕が白い杖(つえ)を使ってホーム上を歩いていると「何かお手伝いが必要ですか?」と声をかけてくれる駅員や乗降客が増えました。どんなに慣れた毎日利用している駅でも勘違いはあるので、とてもありがたいことです。

     一番厄介なのは朝夕の通勤時間帯に点字ブロックの上に立っている、あるいは手荷物などを置いている人です。そこで最近始めたのが「声かけ」。おしゃべりに夢中になっている女性たちがいるときはもちろんですが、前方で何か人がいそうな気配がするときに「すみませーん! 通りまーす!」などと大声を出しながら点字ブロックの上を歩きます。

     昨夜も声を出しながら乗車位置へ向かっていたら、後ろからついてきてくれた駅員が「困るよねえ。イヤホンしてるから全然聞いてないんですよ」と教えてくれました。それでも中には、声に気がついてあわてて買い物袋をどけてくれるような人もいるらしいので有効なのは確かです。しかし全く移動に自信のない駅や体調が悪いとき、荷物をたくさん抱えているようなときは無理をしないで改札口で駅員にガイドをお願いするようにしています。ホームドア(可動式ホーム柵)が全駅に整備されるまでは自分で自分の身を守らなければと思います。【岩下恭士】