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小池都知事が少子高齢化がビジネスチャンスとアピール--東京で第1回毎日イノベーション……

写真=経団連会館で開かれた毎日イノベーション・フォーラム

◆小池都知事が少子高齢化がビジネスチャンスとアピール--東京で第1回毎日イノベーションフォーラム

     AI(人工知能)とIoT(もののインターネット)で変わる「まち、ひと、しごと」を考える「第1回毎日イノベーション・フォーラム」が1日、東京都千代田区の経団連会館で開かれた=写真。毎日新聞社、メディアドゥ、ブロードバンドタワー3社が加盟する同フォーラム実行委員会が主催した。フォーラムはAIやIoTなど最新のICT(情報通信技術)を活用して新たな産業創出を模索するのが狙い。特に少子高齢化、労働力不足、地域経済の衰退が深刻化する日本の課題解決に期待される革新的な技術を生み出すベンチャー企業の支援を目指す。

     冒頭であいさつに立った小池百合子東京都知事は、経済活性化の起爆剤としてイノベーション(技術革新)の重要性を力説、自動運転自動車やモバイル決済を可能とするフィンテックなどを成長戦略に挙げた。またエネルギー資源や少子高齢化による労働人口の不足など日本の課題について「IoTを活用した人手に頼らない介護技術の開発や、女性や高齢者などが活躍できる社会の実現など、マイナス面をビジネスチャンスと考えることができる」とアピールした。最後に2020年の東京五輪・パラリンピックを「世界一のイノベーション都市・東京」を世界に示す絶好の機会としてインバウンド(訪日外国人)向けの自動翻訳サービスなどへの期待を強調した。

     基調講演では、CYBERDYNE代表取締役社長で、筑波大学大学院教授・サイバニクス研究センター長の山海嘉之氏が世界初のサイボーグ型ロボット「HAL(ハル)」を紹介。脳卒中やポリオなどで歩行に障害のある人が装着することで、衰えた身体機能を拡張できることを説明した。

     元総務事務次官の桜井俊氏ら4氏が登壇したパネル討論では、東洋大学INIAD(情報連携学部)学部長の坂村健氏が「おもてなしIoT」を紹介、スマートフォンや交通ICカードに自分の属性を記録しておくことで、使用言語や食物アレルギー、宗教上の配慮などを容易に伝えることができると説明した。【岩下恭士】