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ユニバ・リポート

点字立体イメージプリンターなど出展--第44回国際福祉機器展

写真=参考出展された「点字立体イメージプリンタ EasyTactix X80」

 福祉車両や車いす、拡大読書器や点字プリンターなど障害者や高齢者の自立と社会参加を支援する最新の福祉機器が出展される第44回国際福祉機器展(全国社会福祉協議会 保健福祉広報協会主催)が27日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開幕した。国内外の527社が約2万点の福祉用具を出展。入場は無料だが登録が必要で29日まで開催される。

     最新のIT(情報技術)を活用したコミュニケーション機器ではここ数年、障害者専用のハードウエアよりもスマートフォンやタブレットPCなど、汎用(はんよう)技術に音声読み上げや字幕表示などを加えて視聴覚障害者や発達障害者にも使いやすくするユニバーサルデザイン化が目立っている。会場ではiPhoneの通話をリアルタイムに文字に変換して表示するアプリ「UDトーク」などが来場者の関心を集めた。

     立体印刷技術を手がける新華情報システム(東京都中央区)が参考出展した「点字立体イメージプリンタ EasyTactix X80」=写真=は、専用のカプセルペーパーを膨張させることで、視覚障害者が触って識別できる立体触図プリンター。小型軽量で持ち運びも可能。図形に加えて点字印刷も可能という。来春、30万円前後で発売する予定。1枚80円と一般的に高価なカプセルペーパーも1枚10円程度の安価な用紙を新たに開発する。

     全日空のクラウドファンディングから生まれた電動車いす「SCOO(スク-)」は自力での歩行が難しい人も旅を楽しめるモビリティースクーター。欧米の安全基準も満たしており、海外旅行にも使える。軽量でコンパクトに折りたためるため、バスや飛行機にも容易に持ち込める。来春発売予定。【岩下恭士】