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適正技術フォーラム設立記念国際会議[11月4日(土)~5日(日)/東京都新宿区]

名前:適正技術フォーラム準備委員会

◆持続可能な開発のための適正技術の新たな展望

     今日の世界は、貧困と格差、環境と資源、頻発するテロと紛争など、多くの困難な問題に直面しており、それらの問題を解決・緩和していく方策が強く求められています。

     問題の解決を技術の面から考えますと、これまでの、効率・規模・速度の拡大・増大と経済成長を至上の価値とする近代科学技術のあり方の単純な延長上には、持続可能な未来を描くことはむずかしいのではないでしょうか。

     適正技術は、これまでさまざまな含意を込めて語られ、実践されてきましたが、概して、それぞれの地域(とりわけ「途上国」)の社会的・経済的あるいは文化的条件に即し、住民が参加しやすく、そこにおけるニーズを効果的に充たす技術を指しています。ところが、適正技術には、その概念が生まれた当初から、近代科学技術がもたらす環境・資源や労働疎外などのさまざまな問題を念頭に、それらの問題を乗り越える代替的技術という意味もこめられていました。

     これまで、途上国向けの技術というと、安価で簡素だけれども劣位な技術、遅れた技術、伝統技術への回帰等ととらえられ、限られた場面に使われるマイナーなものと認識されがちでした。しかし、適正技術を、上の二つの含意を統合したものとしてとらえると、それは、世界の大多数を占める人々のための技術であり、かつ豊かで持続可能な世界を実現する技術であって、今後の望ましい世界の扉を開く鍵になるものです。決して、「安価だが劣位な技術」等ではなく、必要に応じて、高度な近代科学技術的要素も生かされていくべきものです。また、今後の先進国がめざすべき技術の転換とも動的に呼応していく技術体系であることはいうまでもありません。問題解決~代案提起型の活動には、多くの場合適正技術が必要となり、SDGs(持続可能な開発目標)の達成にも欠かせません。

     そのようなことから、適正技術の研究・開発・実践に取り組み、あるいは関心を持つ方々がセクター横断的に集い、意見・情報を交換して、適正技術の開発・普及を協力して進めていくためのプラットフォームとして、適正技術フォーラムを発足させたいと思います。それは、これからの世界の望ましい技術のあり方や、国際協力のあり方を論じていく場にもなるはずです。このフォーラムの設立を記念し、適正技術の今日的意義とその役割、今後の展望を論じるべく、下記のとおり国際会議を開催します。

    開催概要

    ●日時:2017年11月4日(土曜日)13時30分から17時5分まで/5日(日曜日)10時から17時30分まで

    ●会場:JICA地球ひろば

    セミナールーム600(11月4日)/国際会議場(11月5日)

     JR中央線・総武線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営地下鉄新宿線市ヶ谷駅より徒歩10分(東京都新宿区市谷本村町10-5)

    ●参加費

    一般:1日目1500円、2日目2000円、両日通し券3000円/学生:1日目1000円、2日目1000円、両日通し券1500円

    懇親会3000円(場所:JICA地球ひろば内レストラン)※参加費は当日会場にて申し受けます

    ●定員:1日目80人/2日目100人

    プログラム

    ◆第1日目:11月4日(土曜日)セミナールーム600

    13時30分から45分:オープニング

    司会:一般財団法人CSOネットワーク事務局長・理事 黒田かをり

    13時45分から14時30分:講演「エネルギー最小消費型の新規の下水処理技術の開発と展開~インド、エジプト、日本での実施例~」東北大学教授 原田秀樹

    14時30分から15時15分:「『高倉式コンポスト』の技術の開発と普及」高倉環境研究所代表 高倉弘二

    15時15分から30分:休憩

    15時30分から16時15分:「途上国の村落向け小規模上水供給システムの開発と普及」ヤマハ発動機株式会社 西嶋良介

    16時15分から17時:「炭素中立世界でのブータンのリープフロッグ発展の可能性」地球環境戦略研究機関顧問 西岡秀三

    ◆第2日目:11月5日(日曜日)国際会議場

    10時から11時:「近代技術的要素を活用した革新的適正技術の開発-インドネシアにおける排水処理とバイオマスエネルギー事業の事例から-」特定非営利活動法人APEX代表理事 田中直

    11時から12時:「コミュニティベースの住民参加型技術を用いた貧困の解消-インドネシアにおける水供給、小産業開発の事例から-」Anton Soejarwo, Director, Dian Desa Foundation(インドネシア)

    12時から13時:休憩

    13時から14時:技術的公正「持続可能な発展に向けてのテクノロジー・カバナンスへの挑戦」Simon Trace, Former CEO, Practical Action(英国)

    14時から15時:「適正技術を用いた住民のためのエネルギー供給-インドにおける農業廃棄物からのバイオチャー・バイオブリケット生産-(仮題)」M.S.Siddheshwar, President,ARTI (Appropriate Rural Technology Institute)(インド)

    15時から15分:休憩

    15時15分から16時:「JICAの国際協力の歩みと適正技術」JICA(独立行政法人国際協力機構) 加藤宏

    16時5分から17時10分:シンポジウム「持続可能な開発のための適正技術の新たな展望」座長:京都大学教授 水野広祐

    17時10分から30分:適正技術フォーラム設立記念セレモニー

    終了後、懇親会

    ●お申し込み:ウェブサイト上の申込みフォームにご記入の上送信下さるか、メールまたはFAXにて「適正技術フォーラム国際会議参加希望」と明記の上、お名前、ご連絡先(メールまたはFAX)、ご所属(任意)、一般または学生の別、参加希望日、懇親会出欠をお知らせ下さい。なお、一日のみの参加も可能ですが、今回の会議の意義を十分ご理解いただくため、両日の参加をお薦めします。

    ●お問い合わせ・お申し込み:適正技術フォーラム準備委員会事務局(特定非営利活動法人APEX/担当:塩原、三木)

    TEL:03・3875・9286、FAX:03・3875・9306、E-mail:tokyo-office@apex-ngo.org