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ユニバ・トーク

4月2日 ワンビートキック

 2016年8月14日(日本時間)に行われたリオデジャネイロ五輪競泳男子1500m自由形の決勝が忘れられない。イタリアのグレゴリオ・パルトリニエリ選手が14分34秒57で金メダルを取った時の実況を聞きながらメモを取った。

     一般的に水泳では両手で左右ひとかきする間に6回バタ足をする6ビートキックが基本と言われている。ところがこのパルトリニエリ選手はワンビートだけ。つまり推進力にはほとんど足を使わず、せいぜいバランスを取る程度に足を動かすということだ。

     昨年夏から指導を受けている水泳教室のパーソナルトレーナーに「足を使おうとすると心拍数が上がるので僕もワンビートをやってみたいんですが」と聞いてみた。答えは「6ビートにこだわる必要はありません。4でも2でもいいと思います。ただキックに頼らない泳法をやるにはそれなりの体幹が必要です」ということだった。

     東京都渋谷区の区民プールが今年から月(隔週)、水、金の3日、早朝7時から開くようになったので出勤前に1時間泳ぐことにした。平日の朝なので子供がいないのはもちろん、視覚障害者の僕のために空けてもらっているフリーエリアには今のところ誰も来ないので他の遊泳者にぶつかる心配をすることなく、思いっきり泳げるのがうれしい。毎回1時間で1000メートル泳ぐのを目標にしているのだが、先週、僕でも1500メートル泳げるものか試してみた。パルトリニエリ選手の6倍、90分かかったが、なんとか泳ぎ切ることができた。せめて30分くらいで泳げるようになったらと思う。【岩下恭士】