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ユニバ・リポート

「モッタイナイ」は無駄使い--スペシャリストが家電の賢い使い方を伝授

 電力会社のスペシャリストが家電の賢い使い方を紹介する講演会「家電は暮らしの玉手箱」が18日、東京都内で開かれた。講演会は視覚障害者向けの音訳・点訳・ガイドヘルパー事業を手がける特定非営利活動法人「一歩の会」(東京都練馬区・理事長岩野英夫)が主催した。

     当日はホームページで家電アシスト情報を提供している東京電力エナジーパートナー・リビング事業本部副部長の中村剛さん(50)が登壇、暮らしに合った家電の選び方や使い方を紹介した。講演の中で米国アイロボット社が発売した話題のベストセラーロボット掃除機「ルンバ」を紹介した中村さんは「1回の掃除で電気代が1円もかからない」とその便利さをアピール、「最大の弱点は床の段差。バリアフリーはロボット掃除機にも必要」と話した。

     また紙パック使用で大型のものが多かった従来のキャニスター型から、ダイソンなどに代表されるコードレスでハンディーなスティック型掃除機やサイクロン掃除機が増えていることに触れて、吸引力が強くなり、メインの掃除機としても十分使えるため「お年寄りや腕の力の弱い人も楽にお掃除できる」と話した。またこの春、シャープから発売されたワイパー掃除機など床や窓の拭き掃除まで対応する機種も出てきており、「用途に応じて機種が選べる時代になった」と説明した。

     次に▽掃除機は吸引力の強弱切り替えがある場合は弱で十分使える▽エアコンの冷房は使用時期も短く、暖房や給湯よりも全然電力を消費しない▽エアコンの暖房はオイルヒーターの6倍の熱効率▽冷蔵庫は大型を選ぶほど効率よく冷やせる▽節電を気にして庫内に食品が詰め込まれるよりも時間をかけて整理する方が効率がよい--など、節電の誤解について紹介した。

     中村さんは「エアコンはこの10年で性能が大きく上がった。自動掃除機能を使えば、高い設置場所に上る必要もない」と旧式のエアコンを大事に使うよりも最新機種に買い換えて快適に使うことを推奨した。また「冷蔵庫の対応年数は最長10年で、省エネ機能も年々上がっている」として新しい機種に換えることの合理性を力説した。【岩下恭士】