ユニバーサロン主催のアクセシビリティセミナー『iPhoneで広がるウェブの可能性』がいよいよ、11日金曜日に開催されます。セミナーはアイフォーンについてが中心となりますが、アップル社のパソコン(マック)に標準搭載されているボイスオーバーについても触れる予定です。直前情報としてマックのボイスオーバーがどのようにしゃべるのかを少しだけご紹介したいと思います。
ボイスオーバーの設定は「ユニバーサルアクセス」内に、「ボイスオーバーのオンオフ」と「ユーティリティーを開く」があります。ユーティリティーウィンドウを開くと、1.一般、2.詳細度、3.スピーチ、4.ナビゲーション、5.ウェブ、6.サウンド、7.ビジュアル、8.テンキー、9.点字の設定項目があります。2.詳細度内で読み上げる声や速さやピッチ、読み上げ方などを設定することができます=写真。
ボイスオーバーはパソコンのコマンドの他、テキストファイルや、簡単なウェブの読み上げなどにも対応していますが、ウェブの読み上げに特化したソフト(音声ブラウザー)があると便利です。しかしながら、ウィンドウズの日本語読み上げソフトは数社から発売されていますが、マックは1社からしか販売されていない状況です。
アップルのホームページ内にはアプリケーションごとのショートカットの一覧も掲載されているので、アプリケーションごとに参考されると良いと思います。
さっそくコマンドキーとF5キーでボイスオーバーを有効にします。(以下、動画で行っている作業です)
ここだけはどうしてもマウスを使わなければいけないのですが、ウィンドウズでのウィンドウズキーのような機能である「ファインダー」メニューを指定して読み上げます。“アップル”と音声が聞こえたら矢印で項目が選択されます。項目の読み上げのあとには表示されている対応ショートカットキーも読み上げます。また項目の先頭や末尾の切り替えの時にはサウンドが入ります。
英文テキストを読み上げます。全文読み上げや1行ずつの読み上げ、1文字ずつの読み上げができます。また、文字入力時の入力キーの読み上げもします。
次はシフトキー+タブキーでアプリケーションを切り替え、ウェブの読み上げをします。使用しているブラウザーはサファリになります。冒頭、ページの名前とURLを読み上げているのがわかります。設定によりURLの読み上げ音声のトーンを変えてあります。項目はオプションキー+タブキーで移動することができます。
◆動画:ボイスオーバーを使ってみた
残念ながら、動画では音声合成エンジンが英語のみです。しかし、クリエートシステム開発が販売している「ドキュメントトーカ for Mac」もしくは、その製品の日本語音声合成エンジンのみ抜き出した廉価版をインストールすることで日本語での利用も可能となります。しかし、現在ではマックの最新OSスノーレパードには対応していません。ようやく先日、無償バージョンアップ版の公開が年内と発表され、ボイスオーバー日本語化への期待が高まっています。【二瓶朋子】
2009年12月10日