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ファクトチェック
「カキ殻に口をつけなければあたりにくい」はミスリード ツイッターで拡散
12/10 16:30イチオシ 2786文字「牡蠣(かき)を食べるときは殻に口をつけてズルッとやらず、お箸などで貝柱を外してからパクッと食べた方があたりにくいらしい」「細菌の多くは牡蠣の“殻”にいる」――そんなツイートが拡散し、3万件近くリツイート(RT)されている。おいしいカキが出回る季節になり、生ガキの好きな人には気になるところだが、こ
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記者の目
ファクトチェックの意義 「毒」取り出し注意喚起=日下部聡(統合デジタル取材センター)
11/25 02:02注目の連載 1853文字毎日新聞では2019年から、私が所属する統合デジタル取材センターを中心に「ファクトチェック」という新しいスタイルの記事の掲載を始めた。従来の記事と大きく違うのは、すでに世の中に広く出回っている情報がファクト(事実)かどうかチェックするという点だ。20年9月以降は国際的な標準に合わせ「誤り」「不正確
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ファクトチェック
「大量のトランプ票を埋めた」動画は誤り 実際はサウジの冷凍チキンか
11/6 15:40イチオシ動画あり 721文字米大統領選に絡み、トランプ大統領の票が「トラックで運ばれ山に埋められた」とする動画がツイッターで拡散しているが、誤りだ。同じ動画が2016年、中東・ドバイの衛星放送局のニュースサイトに「押収した冷凍鶏肉を投棄しているところ」として引用されており、今回の米大統領選と関係がないことは明らかだ。【日下部
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公文書クライシス
「ではどうしたらいいのか」 参加者との質疑応答 公文書クライシス取材班が語る(後編)
7/31 13:00 5821文字森友・加計学園問題や「桜を見る会」などで焦点が当たった安倍政権下での公文書のあり方について、幅広い角度から問題提起してきた毎日新聞のキャンペーン報道「公文書クライシス」の取材班と、「デジタル毎日」の有料会員がオンラインで交流するイベント「『公文書危機』の実態を記者が語る」が7月21日夜、取材班がま
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公文書クライシス
首相官邸の記録がほとんど残されていない異常 公文書クライシス取材班が語る(中編)
7/30 13:00 3890文字森友・加計学園問題や「桜を見る会」などで焦点が当たった安倍政権下での公文書のあり方について、幅広い角度から問題提起してきた毎日新聞のキャンペーン報道「公文書クライシス」の取材班と、「デジタル毎日」の有料会員がオンラインで交流するイベント「『公文書危機』の実態を記者が語る」が7月21日夜、取材班がま
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公文書クライシス
「メール廃棄」「ファイル名ぼかし」の深刻な実態 公文書クライシス取材班が語る(前編)
7/29 14:00 5244文字森友・加計学園問題や「桜を見る会」などで焦点が当たった安倍政権下での公文書のあり方について、幅広い角度から問題提起してきた毎日新聞のキャンペーン報道「公文書クライシス」の取材班と、「デジタル毎日」の有料会員がオンラインで交流するイベント「『公文書危機』の実態を記者が語る」が7月21日夜、取材班がま
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公文書クライシス
総務省が開示した「町村議会のあり方に関する研究会」の速記録
10/31 10:00 273文字28日に報じた「総務省 開示拒否の発言録を一転開示」の記事に関連し、総務省が開示した文書をPDFファイルで公開する。 この文書は総務省が設置し2017年7月~今年3月に計7回開かれた「町村議会のあり方に関する研究会」の速記録。毎日新聞の情報公開請求に対し、当初は職員の「備忘メモ」なので公文書ではな
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公文書クライシス
総務省 開示拒否の発言録を一転開示
10/28 18:19 2517文字総務省が毎日新聞の情報公開請求に対し、職員の「備忘メモ」なので公文書ではないと開示を拒んでいた議事の記録について、同省は当初の判断の誤りを認め、一転、開示した。ただし、多くの部分が黒塗りの「部分開示」で、議論の詳細を読むことはできない。【日下部聡/統合デジタル取材センター】 この文書は総務省の「町
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アジア調査報道大会
ジャーナリストの協力と連帯深める試み 飛び交う「データ」の言葉
10/15 08:00 2637文字アジアを中心に、調査報道に携わる各国の記者やジャーナリズムを支援するNGOなどが一堂に会し、スキルや知識を互いに学ぶ「アジア調査報道大会」が10月5~7日に韓国・ソウルで開かれた。3回目の新しい取り組みながら、48カ国から440人が参加した。初めて参加した記者がその様子を報告する。【日下部聡】 大
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公文書クライシス
制度を考える/中 公用メール避け、官僚は抜け道探し
7/26 02:03 2520文字政府は昨年末に電子メールの公文書化を促すガイドライン改正をしたが、「公文書を残す」という意図に逆行する行為が今も横行していることを複数の官僚が証言した。個人メモ扱いで隠したり、無料通信アプリを利用したりするなど抜け道もあり、欧米に比べて公文書管理の遅れが目立っている。 ◇紙に印刷して回収 隠して「
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野田総務相
総務省研究会議事録「公文書ではない」 従来通りの見解
7/25 03:19 309文字総務省が設置した「町村議会のあり方に関する研究会」について、同省が公費で議事を記録した文書を作りながら、職員個人の「備忘メモ」として公文書管理や情報公開の対象外としていた問題で、野田聖子総務相は24日、閣議後記者会見で「議事概要を作成するための参考メモで、組織的に用いるものとして保有していないから
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公文書クライシス
局長「町村総会 気が進まぬ」 隠した議事録 総務省ゴリ押し鮮明
7/22 17:07 1752文字総務省は公費を投じ業者に委託してまで作成した議事記録を「備忘メモ」扱いとし、情報公開請求に基づく開示対象から外していた。毎日新聞が入手した「町村議会のあり方に関する研究会」の記録には、同省幹部が省の意向を反映させる形で議論をリードする様子が記されていた。議論が非公開で行われるなか、同省が公表する「
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公文書クライシス
公費使って「備忘メモ」 専門家「非公開許されぬ」 総務省研究会
7/22 02:05 1722文字総務省は公費を投じ業者に委託してまで作成した議事記録を「備忘メモ」扱いとし、情報公開請求に基づく開示対象から外していた。毎日新聞が入手した「町村議会のあり方に関する研究会」の記録には、同省幹部が省の意向を反映させる形で議論をリードする様子が記されていた。議論が非公開で行われるなか、同省が公表する「
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公文書クライシス
総務省、研究会発言録を開示せず 私文書扱いに
7/21 18:51 4217文字離島を除いて日本一人口が少ない高知県大川村が、議員に代わって有権者が直接参加する「町村総会」の検討を表明したことをきっかけに設置された総務省の研究会について、毎日新聞が議事録を情報公開請求したところ、同省は「作成していない」と回答した。しかし、実際には議事を記録した文書を作り、職員個人の「備忘メモ
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なるほドリ
公文書タイトル問題点は? 防衛省が抽象化 検索引っかからず=回答・日下部聡
6/24 02:58 842文字なるほドリ 公文書(こうぶんしょ)ってたくさんあって、整理するのも探すのも大変そうだね。 記者 政府の公文書はすべてテーマごとにファイル=写真=にまとめてタイトルをつけ、それを「行政文書ファイル管理簿(かんりぼ)」という帳簿(ちょうぼ)に載せなければなりません。ところが、防衛省では「運用一般」「研
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公文書クライシス
「メールは公文書として扱うべき」 自治体では意識浸透
6/21 07:00 3256文字政府機関で送受信される電子メールの多くは公文書としての位置づけがあいまいで、重要な記録が官僚の裁量で廃棄されることも多いことが今年1月以降、毎日新聞の報道で明らかになった。では、自治体ではどうだろうか。全国の都道府県知事と政令指定都市の市長計67人に取材したところ「公文書として扱うべきだ」「説明責
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公文書クライシス
防衛省のわかりにくいファイル名 さらに7000件
5/18 07:00 1574文字防衛省が保管する多くの公文書ファイルが、インターネットで公表されている目録「行政文書ファイル管理簿」(末尾に説明)に抽象的なタイトルで登録され、国民が検索しづらくなっている問題で、毎日新聞が既に報じた約4万件以外にも同じようなケースが7000件以上見つかった。公文書管理法のガイドラインが使わないよ
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公文書クライシス
防衛省のファイル名、わざと分かりにくく 「公開請求逃れ」と職員証言
5/13 07:30 2455文字防衛省が保管する多くの公文書ファイルが、インターネットで公表される目録に抽象的な名称で登録され、国民が検索しづらい状態になっていることが毎日新聞の取材で明らかになった。イラク復興支援に関するファイル名を「運用一般」とするなど抽象化されたファイルは2016年度分で約4万件に上る。公文書管理法のガイド
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公文書クライシス
防衛省、抽象ファイル名 イラク支援→「運用一般」 南スーダン派遣→「研究」 職員「公開請求逃れ」
5/13 03:19 1023文字防衛省が保管する多くの公文書ファイルが、インターネットで公表される目録に抽象的な名称で登録され、国民が検索しづらい状態になっていることが毎日新聞の取材で明らかになった。イラク復興支援に関するファイル名を「運用一般」とするなど抽象化されたファイルは2016年度分で約4万件に上る。公文書管理法のガイド
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論点
メールは公文書か
5/12 02:07注目の連載 2900文字学校法人「加計(かけ)学園」や自衛隊イラク日報の問題を巡り関係省庁で送受信されたメールが公開され、実態解明に大きな役割を果たした。しかし、公用メールの多くは事実上、官僚の裁量で廃棄され、大臣、副大臣らは私用メールや通信アプリを多用している。公文書管理の点から電子情報はどう扱われるべきか。【聞き手・
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