サッカー欧州CL「偽チケット騒動」 日本人サポーターが目撃した異変
毎日新聞
2022/6/27 08:00(最終更新 6/27 08:00)
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大混乱はサッカーファン憧れの舞台の裏で起きた。フランスで5月28日に開催された欧州チャンピオンズリーグ(CL)決勝。観客の入場が遅れるトラブルが発生し、スタジアム外では警察が群衆に対して催涙ガスを使用する騒動となった。原因と対応の適否を巡る議論が今も続いている。現地で観戦した日本のファンの目には何が見えたのか。
欧州CL決勝はレアル・マドリード(スペイン)とリバプール(イングランド)のカードで、パリ郊外サンドニのフランス競技場であった。当初はロシア・サンクトペテルブルクが会場だったが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて変更された。
しかし、予定された現地時間午後9時になっても試合が始まらない。試合前練習を終えてロッカールームで待っていた選手たちは再びピッチに出て体を動かすなど対応に追われた。観客席からブーイングが響く中、35分以上遅れて笛が鳴った。試合はRマドリードがビニシウス選手のゴールで挙げた1点をGKクルトワ選手を中心に守り抜き、歴代最多を更新する14度目の頂点に立った。
「明らかな違和感があったんですよね」。そう語るのは現地で観戦した、リバプール…
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