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オリパラこぼれ話
オリンピックレガシー 後世に誇れる継承を
2021/7/9 08:00 1257文字「オリンピックレガシー(遺産)」という言葉が、東京2020大会では媒体などに紹介されている。組織委員会も大会のレガシー創出を事あるごとにPRしてきた。オリンピックレガシーとは――。 「オリンピック競技大会の有益な遺産を、開催国と開催都市が引き継ぐよう奨励する」。これは、国際オリンピック委員会(IO
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日本発祥のスポーツ オリンピックの舞台でも注目
2021/6/4 08:00 1354文字オリンピックで実施される日本発祥の競技・種目にふれてみたい。お家芸の柔道や東京2020大会で初めて採用される空手はよく知られているが、意外なところでは自転車競技トラック種目の「ケイリン」がある。公営競技の「競輪」を基に誕生した種目で、男子が2000年シドニー大会、女子が12年ロンドン大会からそれぞ
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久々に出場する日本の団体競技・種目 多くの人に魅力伝える機会に
2021/5/14 08:00 1218文字史上最多の33競技339種目を実施する東京オリンピック大会で、久しぶりに五輪の舞台に登場する日本の団体競技・種目がある。これまで五輪予選敗退で苦汁をなめてきたものの、開催国枠という「恩恵」を受けての出場や、実力で出場権をもぎとった競技などを紹介する。 バスケットボール男子とハンドボール女子は、とも
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旧国立競技場の聖火台製作者 家族への思いを胸に聖火ランナー
2021/4/2 08:00 872文字東京2020大会の聖火リレーが3月25日に福島県でスタートした。聖火は121日間で47都道府県を巡り、聖火台への点火は開会式の見せ場になる。1964年の前回東京オリンピックの際に使われた旧国立競技場の聖火台は、キューポラの町・埼玉県川口市で生まれた鋳物製だった。その製作に携わった同市の鋳物の木型師
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男子禁制で厳重警備の女子選手村 日本文化の交流やハプニングも
2021/3/5 08:00 1203文字オリンピック・パラリンピック大会に出場する各国選手らが期間中に生活の拠点にする選手村。東京2020大会の選手村は東京・晴海に建設されるが、東京1964大会では、男子禁制の女子選手村が存在した。金網フェンスに囲まれ、出入りが厳しくチェックされた。女子選手らはどのような日々を送っていたのか。 日本オリ
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アップ、スロモーション映像を多用 1964年東京大会の公式記録映画
2021/2/5 08:00 1576文字「オリンピックは人類の持っている夢のあらわれである」の文字が浮かぶと、こうこうと輝く真っ赤な太陽が画面いっぱいに映し出された――。1964年東京大会の公式記録映画「東京オリンピック」の冒頭シーンだ。太陽を平和と平等のシンボルに、その下に世界の若人が一つに集まる(大会の)意義を強調したという。総監督
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夏季大会金メダル 柔道が最多39個
2021/1/15 08:00 1060文字「オリンピックは参加することに意義がある」。近代五輪の創始者・クーベルタンの言葉として知られるが、選手の激戦を目にする観戦者にとっては、獲得するメダルの色は気になるところだ。日本は初めて五輪に参加した1912年ストックホルム大会から前回の2016年リオデジャネイロ大会まで、夏季大会だけで142個の
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代表チームに愛称 親しみ持って応援を
2020/12/4 08:00 924文字オリンピック・パラリンピックに出場する競技団体は、親しみを持って応援してもらうために日本代表チームに愛称を付けている。五輪代表はサッカー女子の愛称「なでしこジャパン」などが有名だが、パラリンピック代表の愛称も興味深い。 2016年リオデジャネイロ・パラリンピックで銀メダルを獲得したボッチャ日本代表
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ストーブで暖を取りながら徹夜 列を作るチケット購入希望者
2020/11/6 08:00 1011文字寒空の中、長蛇の列が延々と続いた――。1964年の東京大会では、チケット入手のため徹夜や泊まり込みで列に並ぶ体力と忍耐力が求められた。57年前の63年秋から始まったチケット販売。東京都内では先着順で予約整理券を配布し、多くの人が詰めかけた。 同大会組織委員会の報告書などによると、開会式と閉会式のチ
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オリンピックにSDGs 開催都市が取り組み
2020/10/2 08:00 1349文字選手村交流施設にスギやヒノキなどの国産木材、携帯電話や小型家電から金、銀、銅メダル、聖火台の燃料は二酸化炭素(CO2)を排出しない水素で……。2015年の国連サミットで採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」は、オリンピック大会でも開催都市の重要施策に取り入れられている。東京2020大会では二
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世界に誇るデザイナー 公式ポスターで大作
2020/9/4 08:00 1919文字日の丸をほうふつさせる真っ赤な円が大きく描かれ、その下に金色のオリンピックマークと「TOKYO 1964」の文字が一体となって強いインパクトを与えた――。「大会の顔」としての役目も担っている五輪ポスター。1964年東京大会のために作られたポスターは61年から開幕の64年まで毎年1作品ずつの計4作品
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めざましい活躍 日本女性アスリート
2020/8/7 08:00 1043文字オリンピックでの日本の女性アスリートの活躍がめざましい。2004年アテネ大会から16年の前回リオデジャネイロ大会まで、金メダルの獲得数は4大会連続で男性を上回った。アテネ大会は16個のうち9個、08年北京大会が9個のうち5個、12年ロンドン大会が7個のうち4個、リオ大会が12個のうち7個を女性アス
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「首都美化はオリンピックの一種目」 きれいな街づくりで東京都
2020/7/3 08:00 1081文字きれいな街で各国の選手団を迎えたい――。1964年オリンピックに向けて、首都美化運動が繰り広げられた。東京都が62年12月から毎月10日を「首都美化デー」に指定し、街中にあふれるごみを減らすなど、都民総出で道路清掃などを行ったのだ。 64年大会の開催が決まったのは、59年の国際オリンピック委員会(
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閉会式で各国選手が入り交じって入場 きっかけは中国人少年の手紙
2020/6/5 08:00 983文字戦いを終えた選手らが国籍を超えて腕、肩を組みながら笑顔で入場してくる。オリンピックの最終日を飾る閉会式。国ごとに整列して入場する開会式とは対照的な光景だ。各国選手が入り交じっての入場は1956年のメルボルン大会が最初で、大会期間中に組織委員会に届けられた少年の1通の手紙がきっかけだった。 南半球初
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「筆のオリンピック」 人気作家らが活躍
2020/5/1 08:00 1087文字「やっぱりこれをやってよかった。これをやらなかったら日本人は病気になる」。1964年10月10日の東京オリンピック開会式を見届けた作家の三島由紀夫は、翌日の毎日新聞の観戦記冒頭で感想をつづった。本人が開会式の頂点と位置付けた聖火の点火セレモニーについては「聖火台に火が移され、青空を背に、ほのおはぐ
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外国人対応に活躍した「通訳センター」 1964年東京オリンピックで警視庁
2020/4/3 08:00 1084文字アジアで初めて開催された1964年東京オリンピックは、世界から多くの外国人観光客らが訪れた。警視庁は大会の警備などに多くの人員を割く中、外国人との「言葉の壁」対策も重視した。語学能力を有する警察官らを通訳警察官に任命、庁内に「通訳センター」を設置し、外国人の事件・事故などに対応する特別な態勢を敷い
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1964年東京オリンピックの聖火 アジア国内をリレー
2020/3/20 08:00 1386文字夏に開幕する東京オリンピックの聖火リレーは新型コロナウイルスの影響を受け、ギリシャ国内リレーが中止になるなど想定外の事態が起きている。1964年の東京大会でも何度もアクシデントに見舞われた。しかし、ギリシャとユーラシア大陸のアジア11カ国を聖火リレーし、日本へとつないだ。 聖火リレーは36年のベル
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五輪にも出場 パラアスリートの挑戦
2020/3/6 08:00 1264文字パラリンピアンがオリンピックにも出場を果たしている。新聞記事などから調べてみると、強じんなチャレンジ精神を兼ね備え、ボーダーレス(境界のない)の戦いをする選手は世界でも珍しい。だが、現役の中には今年夏の東京パラリンピックと同五輪の出場を目指す選手もいる。 障害のある右腕のひじの内側にうまく球を挟ん
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夏冬両五輪・パラリンピック 出場の日本人アスリート
2020/2/21 08:00 1387文字過酷なトレーニングを積み重ねて夏季、冬季両方の五輪に出場した日本人選手の一人として、橋本聖子五輪担当相が知られている。毎日新聞の報道などによると、ほかに「夏冬」を経験した選手は五輪では男女計3人いる。パラリンピックでは男女計14人だ。 橋本五輪担当相と同様にスピードスケートと自転車競技を両立させた
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視覚障害選手の活躍 支えるサポーター
2020/2/7 08:00 1233文字パラリンピック大会に出場する視覚障害者には選手の目となって支えるサポーターの存在が欠かせない。 「(ゴールまで)5メートル、45度」。アイマスクを着用した全盲4人と目の見えるゴールキーパーからなる5人制サッカー(ブラインドサッカー)では、相手チームのゴール裏に立って「コーラー」と呼ばれるチームスタ
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