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1964 - 2020 Olympic Games Database

2020年東京五輪は3月12日で開幕まで500日に迫った。毎日新聞社は前身の大阪毎日新聞の記者が第4回の1908年ロンドン五輪で初めて夏季五輪を取材し、第二次世界大戦後は第15回の52年ヘルシンキ五輪以降は各大会に取材団を派遣している。
64年東京五輪(第18回)以降、16年リオデジャネイロ五輪(第31回)までの代表的な紙面を、トピックスやデータとともに紹介する。

1964 東京 TOKYO/JAPAN

競技数:20
参加国・地域:93
参加選手数:5,152人
日本選手数:355人(男子294人、女子61人)

日本メダル獲得数

1
16個
2
5個
3
8個

サマリー

アジアで初開催。日本は過去最多の金16個を獲得した。第1号は重量挙げの三宅義信。体操男子とレスリングがそれぞれ金5個の活躍。バレーボール女子がソ連を破り優勝し、「東洋の魔女」と呼ばれた。新競技の柔道では3階級で金。無差別級はアントン・ヘーシンク(オランダ)が優勝し全階級制覇は阻まれた。マラソン男子の円谷幸吉が銅。

1968 メキシコシティ Mexico City / Mexico

競技数:19
参加国・地域:112
参加選手数:5,516人
日本選手数:183人(男子153人、女子30人)

日本メダル獲得数

1
11個
2
7個
3
7個

サマリー

標高2240メートルの高地で開催され陸上で好記録が続出。男子100メートルのジム・ハインズ(米国)が10秒の壁を破る9秒95の世界新で優勝。日本勢は体操で男子団体総合の3連覇を含む金6個。重量挙げフェザー級は三宅兄弟が表彰台。兄義信が金、弟義行が銅。マラソン男子の君原健二は銀。サッカーが銅、釜本邦茂が得点王。

1972 ミュンヘン Munich / West Germany

競技数:21
参加国・地域:121
参加選手数:7,234人
日本選手数:182人(男子144人、女子38人)

日本メダル獲得数

1
13個
2
8個
3
8個

サマリー

体操男子は加藤沢男が個人総合連覇、団体総合4連覇など金5個の大活躍。競泳男子平泳ぎの田口信教、女子バタフライの青木まゆみがともに世界新で優勝した。初優勝のバレーボール男子も含め日本勢は金13個を獲得した。大会中にパレスチナ・ゲリラがイスラエル選手団宿舎を襲撃する凄惨(せいさん)な事件が起き、人質11人を含む17人が死亡した。

1976 モントリオール Montreal / Canada

競技数:21
参加国・地域:92
参加選手数:6,084人
日本選手数:213人(男子152人、女子61人)

日本メダル獲得数

1
9個
2
6個
3
10個

サマリー

バレーボール女子が白井貴子らの活躍で64年の東京大会以来となる頂点に返り咲いた。体操男子団体総合は5連覇達成。レスリングの高田裕司と伊達治一郎が優勝。柔道の上村春樹が日本勢で初めて無差別級を制覇。日本勢は金9個。体操女子は「白い妖精」ことナディア・コマネチ(ルーマニア)が10点満点を連発した。

1980 モスクワ Moscow / Union of Soviet Socialist Republics

競技数:21
参加国・地域:80
参加選手数:5,179人

サマリー

共産圏で初開催だったが、開催国のソ連が大会前年にアフガニスタンへ侵攻したことに抗議して、日本や米国など西側諸国がボイコットした。参加国・地域は80にとどまった。金メダルが期待されたマラソンの瀬古利彦や柔道の山下泰裕らの出場はかなわなかった。

1984 ロサンゼルス Los Angeles / United States of America

競技数:21
参加国・地域:140
参加選手数:6,829人
日本選手数:231人(男子178人、女子53人)

日本メダル獲得数

1
10個
2
8個
3
14個

サマリー

柔道の山下泰裕が試合中に負傷しながら頂点に立った。体操男子の具志堅幸司が個人総合とつり輪で、森末慎二が鉄棒でそれぞれ金。陸上のカール・ルイス(米国)が4冠達成。大会はスポンサー資金を活用する商業化のさきがけとなった。前回大会で西側諸国の不参加が多かったことから、東側諸国の多くがボイコットした。

1988 ソウル Seoul / Korea

競技数:23
参加国・地域:159
参加選手数:8,397人
日本選手数:259人(男子188人、女子71人)

日本メダル獲得数

1
4個
2
3個
3
7個

サマリー

競泳男子背泳ぎの鈴木大地は「バサロ泳法」を武器に日本競泳勢16年ぶりの金。柔道の斉藤仁が連覇を達成した。メダルが期待された男子マラソンは中山竹通が4位、瀬古利彦は9位に終わった。陸上男子100メートルで9秒79という驚異的なタイムをたたき出したベン・ジョンソン(カナダ)は禁止薬物の検出で失格となった。

1992 バルセロナ Barcelona / Spain

競技数:25
参加国・地域:169
参加選手数:9,356人
日本選手数:263人(男子181人、女子82人)

日本メダル獲得数

1
3個
2
8個
3
11個

サマリー

アーチェリーの矢に火をつけて飛ばし聖火台に点火する開会式の演出が世界を驚かせた。競泳女子平泳ぎの岩崎恭子が14歳で日本勢最年少金メダリスト。柔道男子の古賀稔彦が負傷を押して出場し金、女子の田村亮子(現姓・谷)は決勝で敗れた。マラソンは女子の有森裕子と男子の森下広一がともに銀。男子の谷口浩美は靴が脱げるアクシデントで8位。

1996 アトランタ Atlanta / United States of America

競技数:26
参加国・地域:197
参加選手数:10,318人
日本選手数:310人(男子160人、女子150人)
主将:谷口浩美(陸上男子マラソン)
旗手:田村亮子(柔道女子)

日本メダル獲得数

1
3個
2
6個
3
5個

サマリー

ボクシングのモハメド・アリが聖火の最終点火者を務めた。日本の金は野村忠宏ら柔道勢の3個のみ。女子マラソンで2大会連続メダルの3位に入った有森裕子は「自分で自分をほめたい」と涙した。ヨットの重由美子、木下アリーシア組が同競技日本勢初メダルの銀。サッカー男子がブラジルを破る「マイアミの奇跡」を演じた。

2000 シドニー Sydney / Australia

競技数:28
参加国・地域:199
参加選手数:10,651人
日本選手数:268人(男子158人、女子110人)

日本メダル獲得数

1
5個
2
8個
3
5個

サマリー

女子マラソンの高橋尚子が女子陸上競技で日本初の金を獲得した。柔道は女子の田村亮子(現姓・谷)が3度目の挑戦で頂点に立ち、男子では井上康生が母の遺影を掲げて表彰台の真ん中に上がった。新競技のテコンドー女子で岡本依子が銅。松坂大輔らプロ選手が初めて参加した野球は4位。サッカー男子は準々決勝でPK戦の末に敗れ、4強入りを逃した。

2004 アテネ Athens / Greece

競技数:28
参加国・地域:201
参加選手数:10,625人
日本選手数:312人(男子141人、女子171人)

日本メダル獲得数

1
16個
2
9個
3
12個

サマリー

108年ぶりに発祥の地へ。金16個は64年東京大会と並び最多。体操男子団体総合が28年ぶり栄冠。野村忠宏の3連覇を含む柔道が金8個。競泳男子平泳ぎの北島康介が2冠。陸上男子ハンマー投げの室伏広治は投てき種目で日本勢初の金。女子マラソンの野口みずきが優勝。アーチェリー男子で84年銅の山本博が20年ぶりメダルの銀。

2008 北京 Beijing / People's Republic of China

競技数:28
参加国・地域:204
参加選手数:10,942人
日本選手数:339人(男子170人、女子169人)

日本メダル獲得数

1
9個
2
6個
3
10個

サマリー

「鳥の巣」と呼ばれたメインスタジアムが注目を集めた。競泳男子平泳ぎの北島康介が日本勢初の2大会連続2冠を達成。ソフトボールは金。フェンシング男子個人フルーレの太田雄貴が同競技初メダルとなる銀。陸上男子400メートルリレーは男子トラック種目初メダルとなる銅。のちにドーピング違反が発覚し、銀に繰り上げられた。

2012 ロンドン London / United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland

競技数:26
参加国・地域:204
参加選手数:10,568人
日本選手数:293人(男子137人、女子156人)

日本メダル獲得数

1
7個
2
14個
3
17個

サマリー

史上初の同一都市で3度目開催となった。ボクシングの村田諒太が日本勢48年ぶりの頂点に立った。体操男子の内村航平は個人総合で金。レスリング女子は吉田沙保里と伊調馨が3連覇を果たした。卓球女子団体は同競技初メダルとなる銀を獲得。サッカー女子の銀やバレーボール女子の銅など団体種目の活躍が目立った。

2016 リオ Rio de Janeiro / Brazil

競技数:28
参加国・地域:207
参加選手数:11,238人
日本選手数:338人(男子174人、女子164人)

日本メダル獲得数

1
12個
2
8個
3
21個

サマリー

初めて南米大陸で開催された。メダル41個は史上最多。伊調馨が4連覇を果たすなどレスリング女子は金4個、「霊長類最強女子」吉田沙保里は決勝で敗れた。バドミントン女子ダブルスの「タカマツ」こと高橋礼華、松友美佐紀組が金。陸上男子400メートルリレーは銀。カヌーの羽根田卓也が銅で、同競技で日本勢初のメダルを獲得した。

各大会の情報は公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)資料より
※メダル獲得数は大会終了時