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2本柱を確立 ホンダ熊本、第2代表に

【ホンダ熊本-九州三菱自動車】九州三菱自動車打線相手に好投するホンダ熊本先発選手・隈部=鹿児島市の鹿児島県立鴨池野球場で2017年6月6日、矢頭智剛撮影

 鹿児島市の県立鴨池野球場で6日にあった第88回都市対抗野球大会九州地区予選の第2代表決定戦。ホンダ熊本(熊本・大津町)の左腕・隈部が7回3失点(自責点1)の好投を見せ、2年連続11回目の本大会出場へ導いた。

 活躍を待ち望まれた左腕がチームを救った。ホンダ熊本は投手陣で最年長27歳の隈部が7回3失点(自責点1)と好投。前日の第1代表決定戦で、エース荒西がサヨナラ負けを喫したショックを消し去ってみせた。

 ピンチにも冷静さが光った。三回に2失策が絡んで逆転を許したが、見せ場は味方が再逆転した後の六回。安打と犠打などで1死二塁となったが、代打・吉原を右飛、続く沼田を追い込んでから外角低めのスライダーで空振り三振に取って流れを渡さなかった。

 熊本工高時代には2007年のセンバツで4強入りを果たしたエース。入社後も左の主戦格として活躍したが、精神的なもろさが弱点だった。しかし、岡野監督からの指示で、その日に感謝したことをつづる「ありがとう日記」をつけ始めてから前向きな思考が身についた。岡野監督は「先発を告げた時に『ありがとうございます』と言ったので驚いた。ハートが強くなった」と信頼して大事な試合の先発マウンドに送った。

 過去2年続けて九州では第1代表決定戦で敗れたチームが3連敗で本大会出場を逃した。エース級で試合を落とすと、連戦の中では立て直しが難しかった。だが、今年のホンダ熊本にはエースに負けない安定感を見せていた隈部がいた。「荒西ばかりで悔しさがあった。ドームでも投げたい」と隈部。2本柱の確立は2年連続のドーム切符と同等に価値のあるものとなった。【生野貴紀】

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