メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

社会人野球

JR九州13度目の本大会へ 日本選手権予選

 社会人野球の第43回日本選手権九州地区予選(日本野球連盟九州地区連盟、毎日新聞社主催)は6日、宮崎市のアイビースタジアムで最後の代表決定戦があり、JR九州(福岡)が1-0で九州三菱自動車(同)を破って2大会ぶり13回目の本大会出場を決めた。沖縄電力とともに、今秋に京セラドーム大阪で開かれる本大会に臨む。

     JR九州は三回に東向の右前適時打で先制。左腕・井上と右腕・吉田のリレーで零封した。九州三菱自動車は粘投の谷川を援護できなかった。

     最高殊勲選手には山川大輔捕手(沖縄電力)、敢闘選手には佐々武司投手(JR九州)が選ばれた。首位打者は佐野洋樹捕手(同)が13打数8安打で獲得した。

    九州(宮崎・アイビー)

     ▽代表決定戦

    九州三菱自動車

    000000000◆0

    00100000×◆1

    JR九州

    (九)谷川-林(J)井上、吉田-牛島

    (JR九州は2大会ぶり13回目)

    「補強で選ばれた意地」

     絶体絶命の場面に、JR九州の吉田はブルペンで「自分だろうな」と確信していたという。1点リードの七回、先発・井上が招いた2死満塁のピンチで、24歳の右腕がマウンドへ駆け上がった。

     打者は3番・重石。力みからか3球続けてボール。「これじゃいかん。今年やってきたことは打たせることだろう」。間を取り、冷静に自分自身に言い聞かせた。ストライク一つを取った後の5球目。外角の144キロの直球を打たせて二ゴロに。ポーンとグラブをたたき、その後は二塁を踏ませなかった。

     この場面、実は野中監督は迷っていた。前日に完封した本格右腕の佐々も準備はできていた。しかし、吉田を選んだのは「補強で選ばれたという意地がある」。都市対抗で8年連続出場を逃した今夏、九州三菱自動車の補強選手になった吉田の精神的な成長に賭けた。

     6年目の吉田は「(補強に選ばれて)やっぱり自チームで来るべきところだと感じた。あの悔しさを味わったのは初めてだった」と振り返り、「(代表は)最低限の目標。チームは今年、日本一を取ると決めている。全国の初戦で先発できるよう準備したい」。投手陣の柱としてたくましくなった姿を見せた。【生野貴紀】

    谷川の熱投実らず

     5日連続の登板となった九州三菱自動車のエース・谷川の熱投は実らなかった。三回1死二塁で、東向の左翼ポール際への大飛球がファウルになり、「一瞬ホッとしてしまった」と、その後の4球目を右前に運ばれ失点。しかし、失点以降は疲労で直球の球威が落ちる中で、変化球を軸に走者を出しながらも無失点でしのいだ。今年の社会人日本代表に選出され、秋にプロ入りも視野に入る右腕。試合後は「もしかしたら最後かもしれないと思って悔いのないよう投げたが……。あの1球ですね」と声を絞り出した。

    関連記事

    あわせて読みたい

    毎日新聞のアカウント

    11月12日の試合

    話題の記事

    関連サイト