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都市対抗野球

「名将もホッとした」西部ガス・香田監督

ウイニングボールを手に涙ぐみながら胴上げされる西部ガスの香田誉士史監督=北九州市民球場で2018年5月31日、徳野仁子撮影

 北九州市で31日にあった第89回都市対抗野球九州地区予選(毎日新聞社など主催)の第2代表決定戦で、西部ガスが4大会連続の本大会出場を決めた。香田誉士史監督(47)は駒大苫小牧高(北海道)を率いて甲子園を2度制した経験を持つが、都市対抗予選で指揮を執るのは初めて。敗者復活戦を勝ち上がっての歓喜に「ホッとした」とあふれ出る涙を何度も拭った。

     佐賀市出身。佐賀商高-駒沢大を経て1995年に駒大苫小牧高の監督に就任。甲子園では2004年夏に北海道勢初の頂点に立ち、翌夏も田中将大投手(現ヤンキース)らを擁して連覇を達成した。08年に退職し、大学チームのコーチを務めた後、12年の創部と同時に西部ガスコーチに就任。杉本泰彦監督(現・東洋大監督)の退任に伴い、昨年11月に後任に就いた。

     就任直前には活動拠点の新球場が完成。周囲の高まる期待は重圧でもあったが、練習では選手の自主性を重視した。攻守を七つのセクションに分けてそれぞれにリーダーを置き、練習メニューも選手に決めさせた。

     昨年の第1代表として「勝って当然」と見られる立場で臨んだ今予選だったが、初戦で敗れて「ずっと自分を責めていた」という。だが選手たちは連日、全体ミーティング後にリーダーを中心に話し合い、松薗史敏主将(28)は「今までにない一体感で戦えた」。劣勢に陥ってもベンチが沈むことはなく、2戦目以降を5連勝で勝ち抜く原動力になった。

     コーチとして臨んだ過去3回の本大会は初戦で敗れており「杉本監督への恩返しとしても、これまでを超えたい」と香田監督。北の大地から高校野球の頂点に立った名将が、地元・九州から社会人野球最高峰の舞台に挑む。【生野貴紀】

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