メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

社会人野球

九州三菱自動車・加藤大貴投手 「親子鷹」東京ドームへの挑戦は苦い結果に 挫折ばねに飛躍を誓う

 東京ドームを目指した「親子鷹(おやこだか)」の挑戦は、苦い結果に終わった。来月の都市対抗野球大会の出場権を2年ぶりに逃した九州三菱自動車。九州地区予選の大一番でルーキーながら先発を任されたにもかかわらず、期待に応えられなかった加藤大貴投手(22)は「役割を果たせなかった」と悔しさをかみしめ、コーチを務める父のもとでさらなる成長を期す。

     5月29日に北九州市民球場で行われた敗者復活3回戦は、西部ガスとの福岡勢対決。同予選初登板に意気込んだが、現実は厳しかった。一回に連続長短打で1点を失い、その後も立て直せず三回途中5失点で降板。二回に永利拓也選手(24)に外角の直球をとらえられた2点本塁打を「経験したことのない(鋭い)打球で衝撃的だった」と振り返るなど、現時点での力の差を痛感させられた。チームはそのまま敗れ、予選敗退が決定した。

     福岡県出身で、東福岡高-福岡大を経て今春入社した。野球は大学で辞めるつもりだったが、4年春に出場した全日本大学選手権で登板機会に恵まれなかった悔しさから野球への思いが再燃。プロ野球のダイエー(現ソフトバンク)などで通算92勝を挙げた父伸一さん(52)が昨年からコーチを務める九州三菱自動車でプレーを続ける道を選んだ。

     制球力が持ち味だが、社会人のレベルで活躍するには、平均球速130キロ台後半の直球を磨くことが不可欠と自覚する。将来的には150キロ、そしてプロ入りという大きな目標を掲げ、筋力や柔軟性など基礎体力強化に励んでいる。

     西部ガス戦の後、伸一さんからは「技術的にも精神的にも社会人の投手になれていない。この経験を次に生かさないと意味がない」と奮起を促された。壁にぶつかり、プロで実績を残した父の偉大さを改めて実感した加藤投手は「(父を)超えたいというより、多くのことを吸収したい」。挫折をばねに、さらなるレベルアップを誓う。【佐野優】

    関連記事

    あわせて読みたい

    毎日新聞のアカウント

    7月13日の試合

    話題の記事

    関連サイト