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月刊都市対抗

社会人野球・監督考 春日井市・王子 稲場勇樹氏

稲場勇樹氏

役立ったマネジャー経験

 --2年ぶりの本大会出場を果たした。

     ◆監督就任1年目で4強入り。2年目も1勝したが、昨年は油断があった。守備のチームなので、2次予選前に、7分間のシートノックで全員がノーエラーで終える練習を1週間した。送球ミスなどがあったら初めから。長いときは3時間かかったが、選手は気持ち的に強くなった。

     --たくぎんでは休部を経験し、王子製紙苫小牧では春日井への統合も味わった。

     ◆野球だけしていては駄目だという経験ができた。一企業人として、しっかりしないといけない。選手には野球を終えたら、会社に仕事で貢献しなさいと言っている。野球をやめたら会社をやめる発想はなしだ。

     --現役引退後はマネジャーも経験した。

     ◆2004年本大会で初優勝し、08年は準優勝。勝ち上がる流れが分かった。オープン戦を組んだり、日程調整もしたりした。経済状況に合わせながら、与えられた予算でやりくりもした。マネジャー時代の7年間がなければ、余裕を持って監督をできていない。

     --2次予選は代打で起用した鴨田裕介主将が本塁打を放った。采配で意識していることは。

     ◆監督になったころは指示待ちの選手が多かった。今はベンチを見ると、うなずいたり、打撃用の手袋をすでにはめていたりする。準備ができている選手を確認しながら、起用している。

     --今年から監督自身がシートノックもしている。

     ◆チームが引き締まると思って打っている。気持ちも体もすっきりして2次予選に臨みたいと、昨年から体重は約10キロ落とした。自分が変わらないと選手も変わらないと思った。【藤田健志】


     ■人物略歴

    いなば・ゆうき

     1972年生まれ。北海道・駒大岩見沢高、駒大を経て、1995年にたくぎん入り。王子製紙苫小牧を経て、春日井との統合で2000年に王子製紙(現王子)に移籍した。内野手として補強も含め都市対抗出場5回。2014年11月に監督に就任した。

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