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月刊都市対抗

主役たちの今 第59回大会優勝時に橋戸賞 元川崎市・東芝捕手 高見泰範さん

第59回大会1回戦で京都市・日本新薬に1点差で勝利し、喜ぶ川崎市・東芝の高見(右)、保戸田のバッテリー=東京ドームで1988年7月31日
高見泰範さん

駆け引き大事にして 高見泰範さん(54)

 東京ドーム元年となった1988年の第59回大会。東芝の正捕手としてチームを3度目の優勝に導き、捕手としては史上2人目の橋戸賞を獲得した。「守りを評価されての受賞と思っている。打った記憶はほとんどない」というが、16打数9安打と打撃も光った。

     前年の第58回大会は決勝で浜松市・ヤマハに敗れて準優勝。捲土(けんど)重来を期し、対戦相手が決まると、打者の研究に没頭した。全5試合中3試合が1点差の勝利。積み上げたデータを生かし、自ら内外野の守備位置を細かく指示しながら、しぶとく危機を乗り越えて勝ち上がった。「徹夜して臨んだ試合もあった。大会を通して100点をつけられる守りができた」と言い切る。

     引退後はコーチを経て2002~06年シーズン、東芝の監督として指揮した。昨年からは、日本野球連盟の競技力向上委員長を務める。試合のスピードアップが叫ばれる昨今、勝負どころの駆け引きがおろそかになっていると危惧する。

     「都市対抗は1年間積み上げたことを発表する場。スピードアップはわかるが、『なんとなく』で終わってほしくない」。自らがデータや駆け引きを重視してきただけに、その思いは人一倍だ。【平本泰章】

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