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第89回都市対抗野球

まずは1勝、闘志胸に JR北海道ク、14日初戦 個人よりチーム力 /北海道

課題統一し全員で対応

 東京ドームを舞台に熱戦が繰り広げられる第89回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)に、4年連続15回目の出場をするJR北海道硬式野球クラブ(札幌市)。本戦で1勝を挙げる--。親会社の経営難からクラブ化して2季目となる今年、それを目標に着実にチーム作りをしてきた。開幕を前に、選手たちはさらなる飛躍に向け意気込んでいる。【澤俊太郎】

     チームは今シーズン、4月初めに開催された社会人野球のJABA四国大会に出場、実戦をスタートさせた。昨年はクラブ化したばかりで体制が整わず、参加できなかった。今季は早い段階で選手が調整に入ることができた。試合には敗れたものの、「投手をはじめとして準備に余裕ができた」との狐塚賢浩監督の言葉通り、都市対抗の2次予選では投手陣が3試合中2試合で無失点。チーム防御率も1・44と安定した。

     「1勝」は、クラブ2季目だからこその目標だ。狐塚監督は「昨年は正直、バタバタな状況で、道代表になること自体が目標だった」と胸中を明かす。昨年は、クラブ化しながらも都市対抗や日本選手権で本大会出場を果たしたことが自信となっていた。

     一方で、本戦では得点することができず、いずれも惜敗した。

     全国で打ち勝つために、野沢尚主将は今季、全員が同じ課題に取り組むことを掲げた。

     「今までは気が付いた選手が個々でやっていたが、全体に浸透させないと先に進めない」。チームのミーティングは例年以上に回数と質を重視した。試合での好プレーなどを全員で褒め合い、士気を上げ、さらにチームがそのプレーを吸収するためにどういった行動が必要か、全員で細かく話し合いを重ねた。

     好調を実感している一人が4番の土屋晋助選手だ。昨年の2次予選で左膝を骨折、本戦も代打の出場のみ。その後も不振に苦しんだが「細かいプレーまで全員で統一しようという意識が強く、自分は気負わずに試合に臨むことができる」。迷いがなくなった1次予選では2試合連続本塁打、2次予選でも打率5割3打点と打線をリードし調子を取り戻した。

     新人の山本昂征選手も「チームが一つになっている」と実感する。東北福祉大野球部出身。「大学時代は個人の力を優先して考えていた」と振り返り、JR北では対照的に全員が課題を持ち、一つの方向に向かっていく姿勢に感銘を受けた。自らも先輩選手の動きを細かく観察し、足の使い方やスイングに改良を重ねている。

     チームは14日の大会第2日、第2試合で、初戦突破をかけ、JR西日本(広島市)と対戦する。

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