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第89回都市対抗野球

七十七銀、ドームで輝け 初戦は三菱重工神戸・高砂 /宮城

小河監督「まずは1勝」

 社会人野球の第89回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)が13日、東京ドームで開幕する。2年ぶり12回目の出場となる東北第2代表の七十七銀行(仙台市)は大会5日目の17日第2試合(午後2時開始)で、近畿第1代表の三菱重工神戸・高砂(神戸市・兵庫県高砂市)と対戦する。小河(おごう)義英監督は「まずは1勝。選手たちには100の力を出し切ってほしい」と意気込みを語り、東北第1代表で大会初出場のトヨタ自動車東日本(岩手県金ケ崎町)とともに、東北から全国の舞台での飛躍を目指す。【滝沢一誠】

     今シーズンのスローガンは「Inside BASEBALL ~相手に勝る考動~」。小河監督は一つ一つのプレーを「考えて動く」ことを選手たちに求めてきた。

     中井隆盛(りゅうせい)主将は自チームについて「チームワークは東北一」と語る。また、粘り強く逆転を狙うプレーも特徴。2次予選東北大会では2回戦のきらやか銀行戦、第2代表決定戦の日本製紙石巻戦と、昨年の本大会出場チームとの激闘を延長戦の末に制した。

     2次予選を通して、チーム内ではルーキーが台頭しつつある。鈴木天斗(たかと)投手は2次予選の敗者復活3回戦(JR盛岡戦)で人生初となる完封を達成。長田駿介選手も打率4割超と好調だ。長谷川将樹選手もレギュラーに定着した。

     一方の中堅・ベテラン勢も黙っていない。中井主将は不調に苦しみ大会中に4番の座を明け渡したが、最後の第2代表決定戦ではサヨナラ打を放ち、勝利の立役者となった。9年目の清野友仁選手は代打で出場したきらやか銀行戦で2ランを打ち、逆転勝ちに導いた。

     投手陣では鈴木貴也投手を中心に、鈴木天斗、小笠原諒、田辺樹大の若手3投手がマウンドを担う。8年目の阿部博文投手も頼もしい。打線では、野村彰宏選手が2次予選で10打点と活躍した。高い出塁率を誇る的場拓也選手や兄弟の佐藤勇治、翼両選手らも力強い。選手会長の花岡達也選手、2年目ながら副主将の石井信次郎捕手は攻守ともに期待できる。

     初戦で顔を合わせる三菱重工神戸・高砂は守安玲緒(れお)投手を中心とした厚い守備陣を擁する。優勝候補が居並ぶ近畿大会を第1代表で勝ち上がった実力を持つだけに、簡単に勝てる相手ではない。小河監督は「1点を必死にとって、必死に守り抜きたい」と気を引き締める。

     東京ドームでの最後の白星は2009年の第80回大会。ここ数年は初戦敗退が続く。だが、小河監督が現役選手として出場した04年には4強進出を果たすなど、強豪を倒す実力と勢いも秘めている。持ち味のチームワークと粘り強さで、今年こそ1回戦を突破し、その先の頂点を目指したい。

    補強3選手、活躍を期待

     補強選手は、本大会出場を逃した同地区のチームから選手を招集できる都市対抗野球独特の制度。今回、七十七銀行には小木田敦也投手(TDK)、塚本峻大投手(日本製紙石巻)、篠川拓也選手(同)が加わり、仙台市だけでなく東北の代表として大会に挑む。

     小木田投手は19歳の2年目。最速153キロの速球を武器に、自身初となる東京ドームの舞台に乗り込む。日本製紙石巻のエースとしてチームに貢献してきた塚本投手。自身4回目となる本大会でも安定感抜群の投球が期待される。篠川選手は1次予選県大会で首位打者に輝いた強打者。出塁だけでなく、盗塁や守備でも活躍できる。


    選手名鑑

    部長  青柳直志

    副部長 佐々木健

    監督

     77 小河義英(慶応義塾大)

    コーチ

     72 杉森智幸(中央学院大)

    コーチ兼内野手

      6 大野裕太(東海大)

    コーチ兼マネジャー

     73 多田賢治(関東学院大)

    投手

     11 尾山将悟(八戸学院大)

     13 田辺樹大(中央学院大)

     14 高橋陽平(東北福祉大)

    ○15 鈴木天斗(東北福祉大)

     16 鈴木貴也(法政大)

     17 植松良太(八戸大)

     18 阿部博文(東北学院大)

     19 影浦雅人(仙台大)

     21 小笠原諒(千葉商科大)

    捕手

     20 森和樹(東北福祉大)

     27 石井信次郎(東海大)

     28 秋山稔(東海大)

    内野手

      2 花岡達也(八戸大)

    ◎ 3 中井隆盛(日本大)

      5 舟田博紀(東北福祉大)

      7 宮本涼(東北福祉大)

      9 的場拓也(八戸学院大)

     25 原周平(中央学院大)

    ○29 長谷川将樹(城西大)

    外野手

      1 野村彰宏(八戸学院大)

    ○ 4 長田駿介(富士大)

      8 清野友仁(創価大)

     10 山崎信弥(東北福祉大)

     23 佐藤勇治(東北福祉大)

     24 佐藤翼(東北福祉大)

    補強選手

     30 小木田敦也(角館高)

    (投手、TDK)

     31 塚本峻大(東北学院大)

    (投手、日本製紙石巻)

     32 篠川拓也(同志社大)

    (内野手、日本製紙石巻)

     ◎は主将、○は新人。数字は背番号。( )の校名は出身校


    七十七銀行の本大会戦績◇

    第74回(03年)1回戦  ●1-3  日本通運(さいたま市)

    第75回(04年)1回戦  ○4-3  NTT東日本(東京都)

             2回戦  ○7-5  三菱重工神戸(神戸市)

             準々決勝 ○5-3  日本新薬(京都市)

             準決勝  ●2-7  ホンダ(狭山市)

    第76回(05年)1回戦  ○9-8  デュプロ(大阪市)

             2回戦  ●1-4  JR九州(北九州市)

    第78回(07年)1回戦  ●0-10 東芝(川崎市)

    第79回(08年)1回戦  ●0-1  セガサミー(東京都)

    第80回(09年)2回戦  ○3-2  JR北海道(札幌市)

             3回戦  ●3-5  日立製作所(日立市)

    第81回(10年)1回戦  ●1-2  NTT東日本(東京都)

    第82回(11年)1回戦  ●3-7  日本生命(大阪市)

    第83回(12年)1回戦  ●1-2  NTT西日本(大阪市)

    第85回(14年)1回戦  ●1-6  東京ガス(東京都)

    第87回(16年)1回戦  ●0-2  トヨタ自動車(豊田市)

    出場までの戦いの軌跡◇


     ◆1次予選県大会

    1回戦     ○10-0 HOKUTOベースボールク

    準決勝     ● 1-8 JR東日本東北

    第3代表決定戦 ○11-1 東北マークス

     →宮城第3代表として2次予選へ進出

     ◆2次予選東北大会

    1回戦     ○10-3 水沢駒形倶(岩手)

    2回戦     ○ 5-3 きらやか銀行(山形)

    準決勝     ● 5-8 日本製紙石巻(宮城)

    敗者復活3回戦 ○ 1-0 JR盛岡(岩手)

    敗者復活4回戦 ○17-7 JR東日本東北

    第2代表決定戦 ○ 3-2 日本製紙石巻

     →東北第2代表として本大会に出場

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