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社会人野球日本選手権

守備の日本新薬 打線にも勢い

【王子-日本新薬】六回裏日本新薬2死一、三塁、中が中越えに2点二塁打を放つ=京セラドーム大阪で2018年11月1日、幾島健太郎撮影

 日本新薬はエースのアクシデントにも落ち着いていた。好投を続けていた先発左腕・榎田が左ふくらはぎを痛めて五回限りで降板した。だが、4番・中が嫌な流れを振り払った。

     1点リードの六回2死一、三塁の好機で左打席へ入った。王子の左腕・若林に対して、タイミングが合わずに初球の直球を空振りした。「真っすぐは打てない。スライダーに絞った」。三振覚悟で狙いを定めると、カウント2-1からの外角低めのスライダーを踏み込んで強振し、中越えの2点二塁打とした。チームに活力を与える貴重な一打に「4番の役割が果たせた」と塁上で笑みを浮かべた。

     日本新薬は守りの野球を掲げる。六回の攻撃も、直前の守りからリズムを生んだ。緊急登板した2番手の小松が六回を3者凡退に抑えた。六回だけで2三振を奪った小松は「(投手戦で)緊張感もあったが、雰囲気を作れた」。エースの交代をむしろ打線への起爆剤に変えたのだった。

     前回大会は投手層の厚さで初の4強入りを果たした。この日は、投手陣だけでなく、打線も呼応しての初戦突破に「勢いの出る勝ち方」と中。予期せぬ事態にも動じない強さを見せた。【長宗拓弥】

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