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社会人野球日本選手権

日本新薬・千葉、執念の一振り

【日本新薬-パナソニック】八回表日本新薬2死二、三塁、千葉が2点三塁打を放つ=京セラドーム大阪で2018年11月7日、平川義之撮影

 〇日本新薬4-1パナソニック●(7日・京セラドーム大阪、2回戦)

     勝負を決定付ける打球が外野の人工芝を転々とした。2点リードの八回2死二、三塁。日本新薬の8番・千葉がダメ押しの2点三塁打を放った。右前への当たりに飛び込んだ右翼手の後ろを打球が転がるのを見るや悠々と三塁を陥れ、喜びを爆発させた。

     外角球を左手一本で捉えた。直前の2球は外の緩い球にタイミングが合わず空振りとファウル。3球続いた外角低めの変化球を、今度は左手を必死に伸ばして振り抜いた。「追い込まれていたので食らいついた。たまたまです」。執念の一振りを満面の笑みで振り返った。

     これまでは控え捕手だったが、4年目にして主力選手の故障をきっかけに先発マスクをつかんだ。内心は「ヒヤヒヤ」と打ち明けるが、2試合で2失点と好リードを披露。この日もタイプの異なる3投手の持ち味を存分に引き出した。

     チームは昨年、8度目の挑戦で準々決勝の壁を破り4強入りを果たした。その原動力になったのは吹石監督が掲げる「守りの野球」を可能にする強力な投手陣だった。「4強を超えたら、正捕手と認めてもらえると思う」と千葉。バットでも頭脳でも成長を続ける26歳が、新たな歴史を作ろうとしている。【長宗拓弥】

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