【三菱重工名古屋―JFE西日本】初優勝し、マウンド上で喜び合う三菱重工名古屋の選手たち=京セラドーム大阪で2018年11月12日、幾島健太郎撮影

三菱重工名古屋が延長制し初V

 両者譲らず1点を争う展開。JFE西日本は先発・河野が九回1失点の好投、三菱重工名古屋は西納、服部、勝野の継投とバックの好守備で勝ち越し点を許さず、延長戦にもつれ込んだ。試合が動いたのは延長十三回。三菱重工名古屋は2死一、三塁の好機から山田敬が三遊間へ適時内野安打を放って均衡を破り、接戦をものにした。JFE西日本は中盤以降、再三得点圏に走者を送りながらも1点が遠かった。

 

山田敬がスーパーキャッチと勝ち越し打

 ○…「九回にヒーローになり損ねたので、絶対決めようと思った」。優勝をたぐり寄せる一打を放った三菱重工名古屋の山田敬。九回2死一、三塁の勝ち越し機では引っかけて三ゴロに。その反省から十三回2死一、三塁では「意識を右方向へ置いた」という。チェンジアップに合わせた一打は逆に三遊間に飛んだが、打った瞬間に勝ち越しを確信した。守備でも右翼と中堅で頭を越えそうな飛球をスーパーキャッチした。東北福祉大出身の29歳。攻守両面で、「人生で初めて」という日本一に貢献した。

 三菱重工名古屋・佐伯功監督 (4投手の継投に)それぞれの投手が持ち味を発揮した。勝野は終盤でピンチになったら投入するつもりだった。

 JFE西日本・山下敬之監督 紙一重。若いチームなんで、優勝するのは早いと野球の神様に言われたような気がする。また、目標を持てて良かった。

 

<三菱重工名古屋>1953年創部。日本選手権は今回が4大会ぶり9回目。第34回大会(2007年)で準優勝し、今回が2度目の決勝進出。都市対抗は26回出場し、第32回大会(61年)に準優勝。93年には三菱自動車岡崎が分離独立した。OBに西武の高木勇人、ソフトバンクの本多雄一コーチらがいる。


▽先発オーダー

【三菱】5馬場 6秋利 3吉田承 D西田 9山田敬 2安田 7小柳 4三森 8小木曽

【JF】7小串 6岡 5古田 3橋本 8藤本 D脇屋 9三木 2浦 4宮本

 

▽先発バッテリー

【三菱】西納-安田

【JF】河野-浦

 

【三菱重工名古屋-JFE西日本】JFE西日本先発の河野=京セラドーム大阪で2018年11月12日、三村政司撮影
【三菱重工名古屋-JFE西日本】三菱重工名古屋先発の西納=京セラドーム大阪で2018年11月12日、三村政司撮影