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社会人野球の現在地

都市対抗野球90回 第1部・新興チーム/上 北海道ガス(北海道) 事業拡大、一体感求め

2018年4月の創部式で、新品のユニホームに身を包んだ選手たちと並ぶ北海道ガスの大槻博社長(右端)と硬式野球部の小島啓民監督(左端)=竹内幹撮影

 昨年12月に札幌市厚別区に完成した北海道ガスの室内練習場。真新しいトレーニングルームでは野手が筋力アップに励み、投手陣は走り込みに精を出す。初代主将を務める捕手の東海林寛大(22)は「この1年は手探りだったけど、それなりのチームになったと思う」と汗を拭った。

 1911(明治44)年に設立され、札幌、小樽、函館、千歳、北見の5地区でガスを供給してきた北海道ガスが昨年4月に野球部を発足させた背景には、電力小売り自由化を受けて2016年に電力事業に参入したことがある。従来のガス供給エリアだけでなく北海道全域での事業展開が可能になり、土谷浩昭・常務執行役員は「なじみがなかった地域のお客様との距離感を縮めるためにも、地域貢献活動に一層の力を入れ、社員の一体感を強める必要があった」と説明する。

 74年に白老町・大昭和製紙北海道が都市対抗を制したのをはじめ、かつては活況だった北海道の社会人野球だが、90年代から有力チームが次々と姿を消し、16年のJR北海道のクラブ化で民間企業が持つチームが消滅した。危機感を持った日本野球連盟の柳俊之副会長がチーム設立を打診していたことも背中を押し、17年1月に大槻博社長が年頭の訓示で野球部創設を宣言。元社会人日本代表監督の小島啓民氏を監督に迎え、新入社員…

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