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53歳オールドルーキー、圧巻の3者連続三振 宇工OBク 都市対抗野球1次予選栃木県大会

1回を無得点に抑えた村上投手

 第90回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)の1次予選栃木県大会が11日に開幕し、鹿沼市のキョクトウベリースタジアムで1回戦1試合と2回戦2試合が行われた。コットンウェイ硬式野球倶楽部が粘る全那北硬式野球クラブを突き放して2回戦に進出。全足利クラブと宇都宮大学OB野球クラブはいずれも七回コールド勝ちし、18日の準決勝に駒を進めた。

 12日は同球場で2回戦2試合が行われ、TSK宇都宮と鹿沼39、コットンウェイ倶とエイジェックが対戦して4強が出そろう。【玉井滉大】

〇宇都宮大OBク14-0宇工OBク●(七回コールド)

 53歳の宇工OBク村上稔はマウンドに上がった六回裏、先頭から連続で四球を与えたが、そこからは圧巻の3者連続三振。最後の打者から低めのツーシームで空振りを奪うと、「オールドルーキー」は仲間が出迎えるベンチにゆっくりと引き揚げていった。

 硬球を手に公式戦で登板したのは高3の夏以来。宇都宮工のエースとして臨んだ夏の県大会は、決勝で宇都宮南に敗れて準優勝だった。卒業後は大手メーカーに就職し、会社の軟式野球部でプレー。投手として活躍したが、35歳で右肩を痛めて投手から離れていた。

 転機は昨年の夏過ぎ。「マスターズ甲子園に出たい」との思いから投手の練習を再開し、葭葉(よしば)守哉監督の誘いもあり宇工OBクの練習に「手伝い」で参加するようになった。

 今大会は「人数合わせ」と初めて選手登録。それだけに登板は「まさかだった」。社会人になってから硬式でのプレー経験がない選手は「新人」扱いになるため、53歳のルーキーが誕生した。

 週3回、自宅近くの公園で3~4キロを走り込む。結果を「たまたま」と謙遜するが、努力の成果は球威に表れていた。「再び登板機会があれば自分にできることをやりたい」。表情は穏やかだったが、闘志をたぎらせていた。

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