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救ってくれた会社に恩返しを 元プロ、ヤマハの網谷選手 都市対抗野球

【東京都(JR東日本)-浜松市(ヤマハ)】四回裏浜松市2死、網谷が左前打を放つ=東京ドームで2019年7月19日、北山夏帆撮影

 第90回都市対抗野球大会第7日の19日、2回戦で敗退したヤマハ(浜松市)の網谷圭将(あみやけいしょう)選手(21)はプロ野球・横浜DeNAの元選手だ。一度も1軍の試合に出ないまま昨秋に自由契約となったが、ヤマハに入社して再び白球を追い掛ける日々を送る。会社への恩返しの気持ちを胸に、この日もバットを握った。

 千葉県出身。千葉英和高校では捕手として活躍し、将来性を見込まれて2015年の育成ドラフト1位で横浜に指名された。1年目の春季キャンプで1軍に合流したものの、左手首の骨折で離脱した。2、3年目は2軍でも成績を残せず、昨年10月、来シーズンの契約を結ばないとする通知を球団から受け取った。

 「野球を続けたい」。そう思っていた時、自分を見いだしてくれたプロ野球のスカウトから社会人野球選手への転身を勧められる。一発勝負の世界にひかれ、自由契約となった1週間後、スカウトに「社会人野球に挑戦したい」と伝えた。

 ヤマハを紹介され、数日後に練習に参加した。翌日、室田信正監督(45)らに「ヤマハに来てくれないか」と誘われ、「大好きな野球がまたできる」とその場で入社を決断。今年1月に正式入社した。

 一度は絶たれた野球人生。救ってくれたヤマハの戦力になりたい――。大事な場面で先制打や逆転打を放てるようにと打撃フォームを見直し、無駄な動きを減らした。職場では保険を管理する部署で働き、事務作業を担う。アットホームな職場といい、「勝利を持ち帰って皆さんに喜んでもらいたい」と話す。

 そして迎えた初めての都市対抗。プロ時代は縁がなかった東京ドームに乗り込んだ。14日の1回戦では二塁打を放ち、5番・指名打者で出場したこの日もチーム唯一の複数安打と気を吐いた。「勝つためにやってきたので、負けて悔しい。試合に出ている分、チームを引っ張っていきたい」と話し、グラウンドを後にした。【池田由莉矢】

◇公式サイトで無料ライブ中継

 毎日新聞では公式サイト(https://mainichi.jp/ama-baseball/kurojishi/live/)で決勝までの全試合を無料ライブ中継している。

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