メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

「投高打低」に歯止め Vの大阪ガスは機動力群抜く 社会人野球日本選手権

【大阪ガス-日本生命】優勝を決め、橋口監督(中央)を胴上げする大阪ガスの選手たち=京セラドーム大阪で2019年11月4日、久保玲撮影

 第45回社会人野球日本選手権は大阪ガス(大阪)の初優勝で4日に閉幕した。総本塁打数16は前回大会より3本増加。前回なかったチーム打率3割超は準優勝の日本生命(大阪)など7チームあり、出場32チームの平均打率は2割3分7厘で、4大会ぶりに2割3分台に乗せた。「投高打低」傾向に一定の歯止めがかかった。

 大阪ガスは機動力が群を抜いていた。15盗塁は2位の8盗塁の日本生命の倍近くあり、第24回大会(1997年)の住友金属の16に次ぐ。チーム最多4盗塁の7番・大谷ら7人が盗塁を決め、変化球の時に走る配球の読みが光った。24四死球も出場チーム中トップ。チーム打率2割4分7厘は日本生命より6分以上低いが、選球眼の良さと粘りで補った。サヨナラ勝ち2試合、4点差と5点差の劣勢から逆転が各1試合と粘り強かった。4試合に登板して4勝した右腕・阪本が投手陣を引っ張り、右腕・緒方ら救援陣も踏ん張った。

 日本生命は2回戦以降、阿部、高橋拓、藤井の先発3投手が好投。零封勝ち2試合で総失点11。打線も首位打者賞の広本が7番に入るなど厚みがあり、チーム打率3割1分。20犠打飛は2位以下を11以上引き離し、ヒットエンドランなどで走者を進める試合運びも巧みだった。

 4強の三菱自動車岡崎(愛知)と日本製鉄鹿島(茨城)は防御率1点台前半。低調な打線を投手力でカバーした。JR九州(福岡)は九州勢として6大会ぶりの勝利。栗林(トヨタ自動車=愛知)、仲井(三菱自動車岡崎)の両右腕が1回戦で毎回奪三振を達成し、1大会で2人が記録するのは初めて。三振数485は過去最多だった。

 31試合中16試合が2点差以内。延長戦6試合は前回大会で更新した1大会最多延長試合数7に迫り、タイブレークは2試合あった。緊迫した場面での失策が目立ち、42失策は第40回大会(2014年)の47失策以来の40台となったのは残念だった。【石川裕士】

あわせて読みたい

広告
毎日新聞のアカウント

11月4日の試合

第45回社会人野球日本選手権DVD注文受付中

話題の記事