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エンゼルス大谷の兄が所属するトヨタ自動車東日本 佐野新監督の手腕に注目

トヨタ自動車東日本の佐野比呂人監督=トヨタ自動車東日本提供

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 社会人野球のトヨタ自動車東日本(岩手県金ケ崎町)は、2012年の創部以来、初めて親会社のトヨタ自動車(愛知県豊田市)から監督を迎えた。現役時代、社会人ベストナインに選ばれた佐野比呂人(ひろと)監督(42)は「自ら学び、自ら考えて行動できるチーム」を目指している。

 トヨタ自動車東日本は東北第1代表として18年の都市対抗に初出場を果たした。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平の兄龍太が1番打者としてチームを引っ張ったこともあり、話題を呼んだ。

 出向という形で20年1月1日付で就任した佐野監督は「ヒントを出したり、考える習慣を身に付かせたり、一人一人にマッチしたアプローチを考えている。感性をつぶすようなことはしたくない」との指導方針を掲げる。新型コロナウイルスの感染拡大で、社会人野球は対外試合を5月15日まで自粛している。3密(密閉、密集、密接)を避けるため、チームは全体練習を取りやめ、グループ別の自主練習に切り替えた。それでも「限られた環境下でどう取り組むか。この経験を一人一人の成長につなげたい」と前向きに捉える。

 佐野監督は身長166センチながら堅守巧打の内野手として活躍した。三重高で春夏の甲子園に出場し、法大では全日本大学選手権を経験。00年から12年間、トヨタ自動車でプレーし、日本選手権優勝は主将を務めた07年と、08、10年の計3回を数える。09年の都市対抗では準優勝し、久慈賞(敢闘賞)を獲得した。07、09年は社会人ベストナイン(二塁手)にも選ばれた。3年間コーチを務めた後は社業に専念した。

2009年の都市対抗でトヨタ自動車の準優勝に貢献し、久慈賞を獲得した佐野比呂人選手=東京ドームで大西岳彦撮影

 ヤマハを都市対抗の頂点に3度導き、トヨタ自動車で佐野監督の入社3年目まで監督を務めた川島勝司氏(77)の影響を大きく受ける。その後、都市対抗を1回、日本選手権を5回制するチームの下地を作った恩師について「都市対抗に常時出られるようになり、その後、苦労しながら全国でも徐々に結果を出せたことで、日本一がイメージできるようになった」と振り返る。

 新型コロナウイルスの影響で、2大大会の一つ、7月の日本選手権が中止になった。11~12月に開催予定の都市対抗本大会出場に向け、佐野監督は「確固たる自信が必要。どのように自信を持たせるか」と意気込む。

 岩手県野球連盟の村井秀雄会長は「今までの環境と違い、戸惑うこともあると思うが、トヨタ自動車で磨いた手腕に大いに期待している」と話す。【大矢伸一】

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