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コロナに克つ~都市対抗野球へ

客まばらの温泉街に恩返し アルバイトの傍ら練習 NOMOクラブ(兵庫県豊岡市)

アルバイト先の旅館「山本屋」で食器洗いをする津田瑞樹選手。野球に専念できる環境に感謝しているという=兵庫県豊岡市城崎町の城崎温泉で

 浴衣姿で外湯巡りを楽しむ観光客の姿が一時消え、カランコロンと響くげたの音も聞かれなくなった。開湯1300年の歴史を持ち、文豪・志賀直哉らにも愛された城崎温泉(兵庫県豊岡市)にも、新型コロナウイルスの影響が直撃した。

 旅館「山本屋」の女将(おかみ)、高宮美奈さんは「あんなゴールデンウイークは初めて。散歩しても誰にも会うこともなく、他店や飲食店も閉まっていて本当に静かだった」と振り返る。城崎温泉観光協会副会長で「古まん」の日生下(ひうけ)民夫社長も「3月には完全に自粛ムード。城崎温泉は4月27日から5月31日まで組合76軒が一斉休業したが、それよりも早く自主的に休業した旅館もある。今、客足が戻ったかといえばそうでもない」と顔を曇らせる。

 そんな城崎温泉に事務所を置く社会人野球チーム「NOMOベースボールクラブ」への影響も小さくはなかった。堺市が本拠地だったNOMOクが、球場が使えなくなり豊岡市へ移転したのは2013年1月。当初から、選手は練習後の夕方から夜にかけ町内の旅館やコンビニエンスストアで働くなど地域と密接な関係を築き、「城崎への恩返し」と火事の後に家財道具の撤去作業に汗を流したことも。今季も25人が旅館などのアルバイトで…

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