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コロナ禍で探る「恩返し」 市民球団・日本製鉄かずさマジックの挑戦

「結束~勝負の一年~」のスローガンを掲げ、2年ぶりの都市対抗本大会出場を目指す日本製鉄かずさマジック。手前は渡辺俊介監督=千葉県君津市で2020年9月12日、円谷美晶撮影

 地元企業や地域の応援に支えられてきた社会人野球チームは、新型コロナウイルスによる活動自粛中、プレーでの「恩返し」ができなくなった。そこで2003年から市民球団として地域に支えられている「日本製鉄かずさマジック」(千葉県君津市)は、どんな地域貢献ができるか模索を続け、野球をする意味を見つめ直した。

 今年4月、新型コロナの影響で公式戦が次々と中止になり、政府の緊急事態宣言により野球部の活動も制限された。今季から指揮を執る、プロ野球・ロッテで活躍した渡辺俊介監督(44)は、在宅勤務の時間を活用して選手たちに「地域貢献、市民球団とは何か」「チームの存在価値を高めるには何をすべきか」とのテーマで企画書の提出を求めた。

 選手たちは5月下旬、日本製鉄東日本製鉄所君津地区や野球部の関係者にプレゼンテーションを行った。「知名度、好感度を上げる取り組みが足りない」「企画により地域の人と交流が深まる」――。さまざまな意見が飛び交う中、地域密着型のモデルケースを目指し、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)▽地域イベント▽チームグッズ▽スポーツ教室▽地域ボランティア――の5分野で活動を進めることが決まった。

 かずさマジックは03年、前身の新日鉄君津から、複数の地元企業が選手を雇用する「広域複合企業型」の市民球団へと生まれ変わった。地域との結びつきを強めて力を付け、13年には都市対抗4強入りを果たす。同年秋の日本選手権では頂点に上り詰めた。

 苦境の時期も、地域が支えだっ…

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円谷美晶

毎日新聞東京本社運動部。1985年、東京都生まれ。2009年入社。北海道報道部、千葉支局を経て、東京社会部では気象庁や東京都庁を取材。18年から東京運動部で五輪取材班となり、体操、トライアスロンなどを担当。高校までの部活動は陸上で中・長距離の選手。いつも皇居周りを走っていた。

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