第91回都市対抗野球大会は第5日の26日、東京ドームで1回戦があり、門真市・パナソニック(近畿第2代表)は2―1で高岡市・伏木海陸運送(北信越代表)との接戦を制した。門真市は中軸を担う左打者の主将・法兼(のりかね)が先制打を含む3安打でチームを引っ張った。
「ホッとして倒れそうでした」。試合終了の整列に向かう時、顔には出さなかったが、心境をこう語った。
一回、小峰と片山が連打で作った好機に回ってきた打席は1ボール2ストライクと追い込まれた。「流れを引き寄せるためにも、逆らわずに反対方向へ」と変化球を流して左前へ。先制点を奪った。
六回は引っ張って右翼フェンス直撃の三塁打。八回には中前打と全方向に計3安打。8強入りした昨年のこの大会は…
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1990年入社。船橋支局などを経て1996年から東京運動部。1998年長野の冬季五輪、2000年のシドニー五輪取材に帯同した。アマ野球や大相撲も長期にわたり取材。高校野球では春夏の甲子園大会取材は合計20回以上、大相撲では三賞選考委員を務めた。中部本社スポーツグループ課長、東京本社運動部副部長、宇都宮支局長などを務めた後、2020年から東京本社地方部でスポーツ取材を担当している。