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朱鷺色の空に 1999人工ふ化

環境に「優」しく、「優」雅に育て−−名前はユウユウに

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 新潟県新穂村の佐渡トキ保護センターで5月21日に生まれたトキのひなの名前を決める環境庁のトキ2世名前選考懇談会が2日、同庁で開かれ、「優優」(ユウユウ)と命名された。環境庁が全国の小学生グループに名前を公募した中で最も多く寄せられた名前だった。環境庁は優優の名前を寄せた地元・佐渡島の六つの小学校や中国上海市の日本人学校など164グループに、トキの名付け親認定証を贈る。

     環境庁によると、有効応募数は1万1199件で、カタカナ表記では約2800種類の応募があった。

     選考懇談会は、トキ2世は性別が分からないため雄雌どちらでもおかしくないこと、親鳥は中国から贈られたため漢字にしても意味が通る名前という条件をもとに選考を進めた。優優をはじめ、育育(スクスク)、虹虹(ホンホン)、未来(ミライ)、悠悠(ユウユウ)、由由(ユウユウ)、友洋(ヨウヤン)の七つが最終候補に残った。

     「ユウユウ」がカタカナ表記では811件と最も応募数が多く、その中では優優の字を当てる応募が多かった▽「優」には環境などに優しい、伸びやか、優れているなどの意味があり、命名にふさわしい▽呼びかけやすく、発音もしやすい−−との理由で、優優に最終決定された。【鴨志田公男】

    初の公募 中国風に「優優」

     トキの幼鳥の名前が2日、「優優(ユウユウ)」と決まった。これまで名前の付けられた日本生まれのトキは、佐渡トキ保護センター(新潟県新穂村)で人工飼育が続けられているキンをはじめ12羽いた。保護した人物の名前や脚環の色にちなんだケースが多い。優優は13羽目になるが、名前を全国に公募したのは初めてで、中国風に同じ漢字を重ねたのも日本生まれでは例がない。

     最初に名前が付けられたのは、今回の「トキ2世名前選考懇談会」の委員で、佐渡とき保護会長の佐藤春雄さんが1953年に佐渡島・小佐渡で保護した「ハル」だ。2番目は65年7月、新穂村で保護された幼鳥「カズ」で、同年12月には幼鳥「フク」が同県佐和田町で保護された。

     これらは、いずれも保護者の名前にちなんでいる。生存中で最後の日本産トキとなった「キン」も、餌(え)付けした故宇治金太郎さんにちなんだ名前だ。

     環境庁は81年にトキの人工飼育に乗り出し、佐渡に残った野生のトキ5羽を一斉捕獲した。5羽には赤、白、黄、緑、青の脚環がつけられたが、これらの色がそれぞれの名前になった。

     また、優優の親鳥の友友(ヨウヨウ)と洋洋(ヤンヤン)のほか、人工繁殖のために中国からやってきたトキは3羽いるが、華華(ホアホア)、龍龍(ロンロン)、鳳鳳(フォンフォン)と漢字2文字が付けられていた。今回の優優もこの系列に入る。【鴨志田公男】

    空を飛ぶ姿を早く見たい /新潟

     ユウユウちゃん、一日も早く、空を飛ぶ姿を見せてね−−佐渡・新穂村の佐渡トキ保護センターで飼育されている中国産トキのペア「友友」と「洋洋」の2世の名前が2日、決まった。巣立ち間近になってつけられた「優優」には、子供たちのそれぞれの思いが込められている。地元・佐渡の小学校では、「名付け親」になった子供たちが「ヤッター」と喜び、「将来、生まれてくる弟や妹と優しい気持ちで仲良くやっていってほしい」と健やかな成長を願った。【鈴木泰広、磯野保、大谷麻由美】

     名前は、この日、環境庁で開かれた選考懇談会で決まった。選考会には、長年、トキの保護に携わってきた佐渡とき保護会会長の佐藤春雄さん(80)も5人のメンバーの一人として参加していた。

     最終選考に残ったのは、「育育(スクスク)」「虹虹(ホンホン)」「未来(ミライ)」「優優」「悠悠」「由由」(いずれもユウユウ)「友洋(ヨウヤン)」の七つ。音では「ユウユウ」、漢字表記では「優優」が最も多かった。たくさんの子供たちの声を尊重し、意味や呼びやすさなどを考慮した結果、「優優」が選ばれたという。

     「ユウユウ(優優)」と応募したのは、佐渡の六つの小学校のほか、中国・上海の日本人学校など全国の164のグループで、環境庁から「名付け親認定証」が贈られる。

     佐渡トキ保護センターでは、午後4時過ぎから、近辻宏帰センター長と金子良則・トキ保護専門員が会見。近辻センター長は「大変、優しそうで、聡明な名前。子供たちに親しんでもらえると思う。これからはユウユウと呼びます」と話した。

     センターのある新穂村の新穂小と行谷小が合同で応募した「由由」は最終選考に残った。新穂小の松尾仁一校長は、読み方が同じだったことに「子供たちも納得してくれる」と話した。

     県庁内で取材に応じた平山征夫知事は「ゴロも、音の響きもいい。自然に優しいとの意味も含まれているというし、佐渡の空に飛んでほしいとの気持ちが込められている。愛される名前だと思う」と喜び、「トキを自然に戻すことが我々の夢」と話した。

     この日の「優優」は、体重が1380グラム。止まり木から「悠悠」と地面に飛び降りるなど活発な動きを見せている。体重を測ろうとしても、じっとせず、専用のおけから飛び出してしまう、という。ケージ内のプールで盛んに水を飲んだり、ドジョウをつついたりしている。

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