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コトバ解説

「玉露」と「煎茶」の違い

<ケビンのコトバ教室>「玉露」と「煎茶」の違い

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千鶴「茶摘みの季節ですねぇ」
千鶴「夏も近づく八十八夜ですね~。」 ケビン「八十八夜は、立春から数えますから、5月2日ごろになりマスネ。」 千鶴「新茶が楽しみー。」 ケビン「ワタシも、ジャパニーズティー大好きデスネー。」 千鶴「私も。実はコーヒーよりも…なんちゃって。」
ケビン「あらま…それよりも、千鶴サンは、『玉露』派ですか?『煎茶』派ですか?」 千鶴「やっぱり『煎茶』かしらね。」 ケビン「ポピュラーな方ね。ワタシは『玉露』が大好きデース。」 千鶴「でも、『玉露』と『煎茶』って、何が違うのかしら?」 ケビン「良い質問ネ。今回は、『玉露』と『煎茶』の違いを取り上げましょう。」
今回のテーマは「玉露」と「煎茶」の違いです。 いずれも新茶ではありますが、どんなところに違いがあるのでしょうか? この季節、新聞などでは茶摘みの様子が報道されています。 そこに映る茶畑を思い浮かべてください。 さて、あの茶畑で育てているのは、「玉露」でしょうか?「煎茶」でしょうか? 正解は…「玉露」ではなく「煎茶」です。 「玉露」は、茶摘みの20日前ごろから、わらなどで日光を遮った専用の茶園で栽培するため、あのように天日にさらされた状態で摘まれることはありません。
茶葉を覆って遮光するのには、光合成の作用を弱める目的があります。 光合成によって増加する「カテキン(渋み成分)」を抑えることができるのです。 同時に、旨味成分である「テアニン」の含有比率を高めることにもなります。 その結果、「玉露」は渋みが少なく、深いコクのある味わいに仕上がります。 一方の「煎茶」は、「玉露」のように遮光して栽培することはありません。 そのため、「玉露」よりもカテキンの含有比率が高まり、ほど良い渋みのあるスッキリとした味わいが楽しめます。 日本で、最もポピュラーな緑茶です。 このように「玉露」と「煎茶」の栽培方法の違いは、味わいの違いとなって表れます。 ちなみに「抹茶」は、「玉露」と同じように遮光栽培をした「てん茶(茎や葉脈などを除いた新芽)」を粉末状にしたものをいいます。
千鶴「テアニンとカテキンがポイントなのねぇ」
千鶴「渋みと旨味のバランスかぁ。そこまで、じっくり味わったことなかったかもなぁ。」 ケビン「今度は、ぜひ意識して飲んでみてクダサーイ。」 千鶴「育て方が違うだけで、味も変わってくるんだから、不思議よね。」 ケビン「もちろん、それぞれに適した飲み方もアルヨー。その辺りもまとめに入れちゃいます。」
それでは、今回のまとめです。 「玉露」は茶摘み約3週間前から、遮光栽培したもの <特徴> ・味わい…渋みが少なく、深いコク。 ・お湯の適温…ぬるめ(50~60℃) ・抽出時間…長め(2~2.5分) 「煎茶」は、遮光せず日光を当て続けて栽培したもの <特徴> ・味わい…ほど良い渋み、スッキリした味わい。 ・お湯の適温…熱め(70~90℃) ・抽出時間…短め(1~2分)

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