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コトバ解説

「芥川賞」と「直木賞」の違い

<ケビンのコトバ教室>「芥川賞」と「直木賞」の違い

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勅使河原「小説でも書こうかと」
勅使河原「最近、小説でも書こうと思っているんです。」 ケビン「それはスゴイねー。どんな作品を書いているんデスカー?」 勅使河原「それはまだ秘密です。盗作されたら困りますからね。」 ケビン「し、シッケイナ!そんなことしないよー。」 勅使河原「ごめんなさい。でも、まだ構想が固まりきっていなくって。」 ケビン「ふーん。どんなジャンルになるんですか-?これは決まってるでしょ?」
勅使河原「そうですねー。芥川賞よりは、直木賞狙いってところかなぁ……。」 ケビン「ホ、ホンキねー。“でもしか作家”のレベルじゃないデスネー。」 勅使河原「え、どういうことですか?直木賞の方が大衆文学作品が対象だから、とりやすいかなと思っていたんですけど……。」 ケビン「若さゆえの過ちね……。芥川賞と直木賞の違いをしっかり覚えて帰ってもらうヨ!」
今回は「芥川賞」と「直木賞」の違いについて解説します。 まずはこの二つの文学賞の共通点から。 作家の名前を冠した両賞は、1935(昭和10)年に菊池寛によって設立された歴史ある文学賞です。 賞の対象となるのは、期間内に文学雑誌や単行本などで発表された作品に限られており、いわゆる応募制ではありません。 文芸春秋社内にある日本文学振興会が主催し、1月中旬と7月中旬の年に2回選考が行われます。 東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれる選考委員会では、最終候補に残った作品を選考委員の作家たちが審査、受賞作品を決定します。 受賞した作家には、正賞として懐中時計、副賞として100万円が贈呈され、受賞作品は文芸春秋社が発行する雑誌に掲載されます。
「芥川賞」は、正式には「芥川龍之介賞」といい、ご存じの通り、作家・芥川龍之介の名を冠した新人賞です。 各新聞・雑誌で発表された無名・新進作家の短編純文学作品が対象となります。 受賞作品には「文芸春秋」に掲載されます。 そして「直木賞」は「直樹三十五賞」が正式名称で「なおきさんじゅうごしょう」と読みます。 こちらの対象作品は短編および長編の大衆文芸作品で、新聞・雑誌で発表された小説に加えて単行本として発表されたものも含まれます。 無名・新人も対象となりますが、実質的には中堅以降の作家が受賞するケースがほとんどです。 こちらの受賞作は「オール読物」に掲載されます。 純文学と大衆文学の違いはありますが、「芥川賞」はデビューから間もない新人を発掘するための賞、「直木賞」はそれなりに名前の知られた中堅作家にお墨付きを与えるような賞ということがいえるかもしれませんね。
勅使河原「まずは芥川賞か……」
勅使河原「芥川賞狙いでいこうかな。」 ケビン「まあ、狙ってとれるものでもないかもしれないネー。」 勅使河原「そうですね。純文学とは何ぞやってところから勉強しないと……。」 ケビン「やる気ですね~。ちなみに、芥川賞の最年少受賞者は2003(平成15)年下半期の綿矢りささん(『蹴りたい背中』)で、当時19歳でした。がんばってくださーい!それじゃ、まとめマスネ!」
今回のまとめです。 「芥川賞」は新進作家の短編純文学作品 「直木賞」は中堅作家の短・長編大衆文学作品

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