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コトバ解説

「仮釈放」と「保釈」の違い

刑務所から出てくるのか、拘置所から出てくるのか…?

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「仮釈放」と「保釈」の違い 文太: 仮釈放は必要なんだよ
ケビン: またしても、浮かない顔デスネ。文太サン、どうしたの~? 文太: 昔、面倒見たヤツが仮釈放中にまた捕まっちまってな。刑務所に逆戻りしたって話を聞いてな。 ケビン: それはとても残念な話デスネ~。 文太: 全くだよ。何のための仮釈放だ。何のために保護観察がついてるんだってことだよなぁ……。 ケビン: しっかりと罪を償ってもらうしかアリマセンネ。
文太: それよりも、ガッカリしたのは金を払えば刑務所を出られると思っているヤツがいることだよ。 ケビン: 保釈と勘違いしているわけデスネ。 文太: あぁ。その上、保釈金が払える金持ちはうらやましいときたもんだ。世の中そんなに甘くないんだけどなぁ。 ケビン: それは、困ったネ……。それじゃ、今回は「仮釈放」と「保釈」の違いについて勉強することにしましょうか。
「もう戻ってくるなよ。」刑務所の刑務官に言われるならいいけど、奥さんに言われたらシャレにならないですよね!こんにちはケビンです。 さて、70回目のコトバ教室は「仮釈放」と「保釈」の違いについて解説していきます。 「仮釈放」とは、その字の通り「仮」の「釈放」のこと。報道では容疑者の段階でも「釈放された」などと使いますが、刑法では、受刑者が刑期を終えて刑務所から出ることをいいます。「仮釈放」の場合は、刑期を終える前に出所することです。 懲役刑、禁固刑の受刑者が刑期の3分の1以上、無期刑の場合は10年以上たった受刑者が対象となります。仮釈放が認められると、残りの刑期を保護観察を受けながら刑務所の外で過ごすことになります。「仮出所」ともいいます。
一方の「保釈」は被告人に対して、つまり起訴されてから判決が確定するまでの間に使われる言葉です。「保釈」は、拘置所に勾留されている被告人に逃亡や証拠隠滅の恐れがない場合に、裁判所の判断で認められます。ただ、その際には保釈保証金(保釈金)の納付が条件となり、納付できなければ保釈は認められません。また、死刑などに当たるような重大な犯罪を犯した場合も認められないようです。なお、保釈金は保釈されるための担保であり、判決後に返還されます。 保釈されることによって、裁判準備に十分な時間がさけたり、裁判中も場合によっては仕事を続けることができたり、刑が確定した後も服役までの時間を有効に使えることができたりするなどのメリットがあるようですね。 「仮釈放」は刑務所にいる受刑者に、「保釈」は被告人に使われると理解しましょう。
文太: 保釈は無罪放免じゃねぇんだよ
文太: 保釈されたって許されるわけじゃねえんだよな。常識だろう。 ケビン: でも、混同している人も多いと思いマース。 文太: そうだな……。今度ヤツが出所してきたら、しっかり俺が面倒みてやるよ。 ケビン: さすが、人情派ダネ!それじゃ、今回のまとめにいきまショウ!
仮釈放:「仮釈放」は受刑者が刑務所から条件付きで出ること 保釈:「保釈」は被告人が拘置所から保釈金を払って出ること

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