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漫画で解説

新しいローマ法王の巻

アメリカ大陸出身は初めて コンクラーベってどういう意味?

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フランシスコ・新ローマ法王がコンクラーベで選出されました。 中南米出身のローマ法王は初めて。 ラテン語で「鍵のかけられる部屋」という意味の「コンクラーベ」はローマ法王を選ぶ会議のことで、法王に次ぐ地位の枢機卿たちがシスティーナ礼拝堂にこもって選挙を行うものです。 選挙結果を知らせる際に、煙突の煙を使うことでも有名。 ちなみに、法王が決まらなかった時は黒い煙で、法王が決まった時は白い煙で知らされます。
2005年にはベネディクト16世がコンクラーベで選出。 ベネディクト16世はイスラム諸国との関係改善や11世紀に分断したロシアの東方正教会との和解の道筋をつけた功績の一方、「カリスマ性に欠ける」ともいわれてきました。 「ツイッターを始めた法王」というイメージの強い人も多いことでしょう。 在任中、バチカンを巡るスキャンダルも多く、例えば、カトリック教会の聖職者による子供への性的虐待が欧米で相次いで発覚しました。
ローマ法王庁の機密文書を法王の元執事が盗み、漏えいした「バチリークス」と呼ばれる事件も。 そのベネディクト16世が2月末に退位し、今回のコンクラーベが行われたのです。 ちなみに、存命中の退位は約600年ぶりのこと。 ベネディクト16世以前は1978年にヨハネ・パウロ1世とヨハネ・パウロ2世が即位、1963年にパウロ6世が即位、1958年にヨハネ23世が即位、1939年にピウス12世が即位など。 ヨハネ・パウロ1世は在位期間が短いのは、在位わずか34日で急死してしまったため。 北イタリアの貧しい家に生まれ、権威を嫌い、民衆と共にあろうとするリベラルな感覚が人気の一方、マフィア絡みの資金不正のスキャンダルもあったバチカンの改革に乗り出していたため、暗殺されたという節も。 公認のヨハネ・パウロ2世は超保守派でした。
ヨハネ・パウロ1世が行おうとしていた改革は手つかずのままだったことが、ベネディクト16世在任時に表に出てきた問題とつながります。 過去には問題のある法王も。 権力闘争に明け暮れ、1494年からのイタリア戦争の発端を造ったとされるアレクサンデル6世や第二次大戦中のユダヤ人虐殺に沈黙していたピウス12世などが有名。

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