連載をフォロー 漫画で解説 待機児童って何?の巻 2013年3月25日 13時16分(最終更新 3月25日 13時16分) 出産・子育て 厚生行政 家庭(一般) 介護・福祉 ライフスタイル ライフ 子供を預けられない?! 家族計画にも影響する保育行政の問題点 [PR] 待機児童とは0~5歳を対象とした認可保育所に定員超過で入所できなかった児童のうち、自治体が設定した保育施設にも入所できていない子供のこと。 ちなみに、認可保育所とは国が定めた基準をクリアし、知事に認可された施設のことです。 幼稚園は文部科学省の管轄である一方、保育所は厚生労働省の管轄。 幼稚園が3歳以上の児童を対象としているのに対して、保育園は0歳の児童から受け入れています。 保育の時間も異なり、幼稚園は日中4時間程度である一方、保育所は朝から夜までの長時間。 保育所には誰でも子供を預けられる訳ではなく、保護者が仕事などで子供の保育ができない場合に申請します。 認可保育所は0,1歳児は1人当たり3.3㎡、施設の広さ、保育士などの職員数、給食設備、定員60人以上(小規模の場合は20人以上)、開所時間は11時間、などの国が定めた設定基準をクリアしている保育所のため、親としては安心。 国の補助があり、保育費も比較的安いことが特徴です。 大都市部では保育サービスが足りない上に、核家族化で母親の子育てへの負担が大。 待機児童の問題は女性の社会進出を妨げる大きな要因です。 2013年2月、東京都杉並区では認可保育所に「入所できない」と通知された1500人の母親たちが意義を申し立てました。 これに対し、杉並区は「待機児童対策緊急推進プラン」を発表。 2次選考の受け入れ枠を100人から150人に増やしたり、区施設を活用したり、都の新事業「スマート保育」で定員を増やしたり、14年春に認可保育所を3カ所新設したりと、約800人の待機解消を目指します。 国も受け入れ児童数を約7万人増やすため、13年度予算案に4256億円を盛りこみました。 横浜市では認可外の施設を独自の基準で認可する「横浜保育室」の拡充などが成功。 保育サービスの相談を受けつける「保育コンシェルジュ」の役割も大きかったのだとか。 文字サイズ 印刷 連載をフォロー 漫画で解説 前の記事 風水でハッピーライフ?の巻 次の記事 エープリルフールで苦笑いの巻 関連記事 保育士が足りないの巻 「休業」と「休暇」の違い 市町村消滅の可能性