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漫画で解説

日本のコメの巻

日本の主食なのに作っても余ってしまう! 減反制度とは?

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最近、話題になっている「減反」。 そもそも減反とは何なのでしょう。 減反の「反」とは面積の単位で、約10アール。 すなわち、減反とはコメの作付面積を減らすことです。 戦時中の1942年、政府はすべてのコメを農家から買い上げて、価格や流通を国の管理下に置く「食糧管理法(食管法)」を制定しました。
平等に食べてもらうため、戦地に送ったり、配給にしたりしたのです。 それにも関わらず、戦後、食糧難や米国産小麦の輸入などでコメの消費が減少。 そのため、作る量を減らして、農家のもうけを確保しようとしました。 政府はコメの価格を維持するため、1970年に減反制度を本格的に導入しました。 需要実績と見通しを元に都道府県別の目標を設け、それぞれの農家に生産量を割り当てる仕組みです。
最初はコメが足りないためにコントロールしていたが、現在は生産者のために余ったコメを制御しています。 農家をやめる人が増えれば困るので、政権はコメを政治に利用。 票に結びつけるために小さな農家も優遇する政策を続け、生産性は上がりませんでした。 食管法も95年まで続きます。 しかし、市場原理重視の小泉・安倍政権が見直しを開始。 10年度、民主党政権は「戸別所得補償制度」を導入します。 減反に応じた農家に10アール当たり1万5000円を補助するものです。
現在、大きな課題は「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)」。 農家の高齢化が進み、利益が上がらなくても、所得が補償されていれば、意欲のある人はやる気をなくしてしまいかねません。 減反は5年後までに廃止するそう。 安倍首相は農家の所得を倍増させると言いますが、小規模農家は減り、水田のある風景は失われるかもしれません。

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