世界から映画人が集まる国際映画祭は、出会いの場ともなります。今回コンペティション部門に「2つ目の窓」を出品した河瀬直美監督も、デビュー作「萌(もえ)の朱雀」でカンヌの新人賞カメラドールを受賞して以来、日本を拠点にしながら出資先を海外に求めて映画を製作しています。カンヌなど映画祭をお披露目の場として、市場を海外にも広げているのです。国際映画祭出品は“名刺”代わりともなるし、それがカンヌ、ベネチア、ベルリンの3大映画祭ともなれば信頼性は抜群です。「2つ目の窓」は日本、フランス、スペインの合作です。今年は、日本の若手監督の国際合作を後押ししようと、日本のプロデューサーらが新しい試みを始めました。
「C2C Challenge to Cannes 2014」と題して若手監督の企画を募集、有望作品を選んで監督やプロデューサーをカンヌへ送り出したのです。国際合作の実情を知ってもらおうという目的です。▽「バンコクナイツ」の富田克也監督▽「BRIDES」の濱口竜介監督と高田聡プロデューサー▽「さようなら」の深田晃司監督▽「喧嘩(けんか)の凡(すべ)て」の真利子哲也監督と朱永菁プロデューサー▽「虹色…
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