今年のカンヌは授賞式が1日前倒しされ、最終日の前日、24日に行われました。25日が欧州議会の投票日に当たるためです。授賞式は午後7時から、メイン会場のリュミエール劇場であり、記者はもう一つのドビュッシー劇場で中継を見ることになります。
この日は出品作品の再上映があるくらい。昼間は記者会見などもなく、記者の数も減っていて会場全体はリラックスムード。受賞者にはこの日の昼ごろに「授賞式に出席するように」という連絡があり、カンヌを離れていた関係者が呼び戻されます。リュミエール劇場に赤じゅうたんを歩いて入場する顔ぶれを見て、賞の行方を予想しながら画面を眺めるわけです。ところがどうも、中継の具合がよくない。何度も映像が突然途切れて、そのたびにブーイング。
授賞式では名前を呼ばれた人たちが次々と登壇。ドビュッシー劇場では、賞の結果に対して拍手やブーイングが起きます。今回はおおむね妥当なところで、ブーイングはほとんどありません。
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