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旧ソ連を歩いて

(5)キエフの「ソ連」−−大祖国戦争とチェルノブイリ

大祖国戦争史国立博物館の上にそびえ立つ巨大な記念像。左手の盾には鎌とハンマーのソ連マークがある=キエフで2014年6月8日、真野森作撮影

 ファシストの侵略を赤軍とパルチザンではね返し、多大な犠牲を伴いながらも勝利した−−。6月上旬、ウクライナのポロシェンコ新大統領の就任式取材で訪れたキエフ。当地の歴史の一端に触れようと、ドニエプル川沿いにソ連時代からある「大祖国戦争史国立博物館」を訪ねた。実物と写真を駆使し、臨場感たっぷりに大祖国戦争、すなわちソ連から見た第二次大戦の推移を伝える。

 一帯は記念複合施設として広い敷地に巨大な彫像や戦車、軍用飛行機などが並ぶ。快晴の日曜日、子供連れや若者グループも散策していた。博物館の迫力ある展示を眺めるうちに、ソ連では「第二次大戦勝利」という国民の共通体験を称揚することで、多様な民族の団結強化がなされたのだろうと感じた。その裏腹で国家が一方的に決めつけた「対敵協力者・民族」へ苛烈な対応がなされたのではないか。

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真野森作

1979年生まれ。2001年入社。北海道報道部、東京社会部などを経て、13~17年にモスクワ特派員。ウクライナ危機を現場取材した。20年4月からカイロ特派員として中東・北アフリカ諸国を担当。著書に「ルポ プーチンの戦争」(筑摩選書)がある。

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