LOGIN

忘れられる権利 問われる知る権利とのバランス

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
「忘れられる権利」判決の経緯
「忘れられる権利」判決の経緯

 他人に知られたくない過去の個人情報について、検索エンジンによるリンクの削除を最大手・米グーグルに求めた欧州連合(EU)司法裁判所の「忘れられる権利」判決が、世界のメディアや司法関係者の間で大きな話題になっている。インターネット時代、大きな影響力をもつようになった検索エンジンによる情報アクセスについて、個人情報との兼ね合いからどの程度まで制限するのが適切なのかという、極めて今日的な問題がテーマとなったからだ。プライバシーを巡る問題は、人々の「知る権利」や「表現の自由」とも関係しており、今判決には、インターネットやソーシャルメディアを通じた情報伝達に本腰を入れる報道機関にとっても、「対岸の火事」と放置できない要素が含まれている。【尾村洋介/デジタル報道センター】

この記事は有料記事です。

残り4440文字(全文4774文字)

次に読みたい

あわせて読みたい

注目の特集