芥川・直木賞

ノミネートに「諾否」、単行本化前倒しも…受賞作決定までの舞台裏

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担当編集者と打ち合わせをする小林エリカさん(左端)=東京都千代田区の集英社で15日午後6時25分ごろ、高橋昌紀撮影
担当編集者と打ち合わせをする小林エリカさん(左端)=東京都千代田区の集英社で15日午後6時25分ごろ、高橋昌紀撮影

 第151回芥川・直木賞(日本文学振興会主催)の受賞作が17日夕、決定する。国内では屈指の知名度と権威がある文学賞。先月中旬に候補作が発表されて以来、ノミネートされた作家や関係者は準備に追われ、忙しい日々を送ってきた。受賞作決定までのそんな舞台裏を紹介する。【高橋昌紀/デジタル報道センター】

 「賞の候補者にノミネートされました。お受けくださいますか」。そんな一本の電話がある日、作家のもとにかかってくる。芥川・直木賞にノミネートされたことが初めて外部に明らかになった瞬間だ。日本文学振興会によると、編集者らで構成する予備選考委員による投票で候補作を選出。正式決定する前に、作家本人に「諾否」を確認しているという。

 故山本周五郎氏は直木賞に選ばれた後、受賞を断った。それでは候補者になる諾否の段階で、断った例は過去にあるのだろうか。振興会は「候補作の発表(今回は6月19日)が全て」とし、「候補作の選考過程に関しては、一切公表していません」と説明する。

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