ヘイトスピーチ

提訴した李さんら記者会見 主な一問一答

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「在日特権を許さない市民の会」などを提訴し、チマ・チョゴリを着て記者会見に臨む李信恵さん=大阪市北区で2014年8月18日午後3時28分、後藤由耶撮影
「在日特権を許さない市民の会」などを提訴し、チマ・チョゴリを着て記者会見に臨む李信恵さん=大阪市北区で2014年8月18日午後3時28分、後藤由耶撮影

 ヘイトスピーチによって名誉毀損(きそん)されたとして、「在日特権を許さない市民の会」(在特会)などを相手取り損害賠償請求訴訟を18日に起こしたフリーライター、李信恵(リ・シネ)さん(43)=東大阪市=は提訴後、大阪市北区で記者会見を開いた。李さんと代理人による説明や主な一問一答は次の通り。

代理人の上瀧浩子弁護士による説明

 (在特会側は)「あの、天下の李信恵さんがですね、ご存じの通りですね、立てば大根、座ればどてかぼちゃ、歩く姿はドクダミ草」(2013年3月15日)「ちょっと脅されただけで、あー怖い、とか言ってね。お前の顔のがよっぽど怖いよ、バカタレがっていうですね」(2013年7月5日)等の発言がしつように繰り返され、李さんの方で多大な損害が発生してきた。保守速報については「密入国者がなんか言ってるな」等の発言がある。

 差別的言論があるということが損害賠償の大きな増額理由になった。今回も名誉毀損、侮辱、業務妨害に加え、差別言論があり、普通より高額と思われる額を(賠償額に)設定した。

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