連載をフォロー 漫画で解説 アイヌってどんな民族?の巻 2014年9月18日 09時54分(最終更新 9月18日 09時54分) 地域文化 政府 歴史 人種差別 人権 シシャモにラッコ… 独自の言語と文化を持つ先住民族です [PR] 金子快之札幌市議が「アイヌ民族なんてもういない」と投稿し問題になっていますが、そもそもアイヌ民族とはどんな人たちなのでしょうか。 アイヌは「人」という意味で北海道を中心に自然とともに暮らしてきた先住民族です。 道内には約1万6800人のアイヌ民族が住んでいます。 また、「ししゃも」「トナカイ」「ラッコ」もアイヌ語なんです。 アイヌの信仰では森羅万象全てに神が宿っています。 そして、最も重要な儀礼は「クマの霊送り(イオマンテ)」です。 しかし、明治時代から始まった近代日本の同化政策によって、アイヌ民族は独自の文化を禁じられ、貧窮に追い込まれてきました。 現在では先住民族と認定され、政府は総合的な政策を進めようとしています。 にもかかわらず、今回の市議の発言はこれらの政策を無視したもので、明治時代の発想となんら変わらないので非難されているのです。 文字サイズ 印刷 連載をフォロー 漫画で解説 前の記事 被災を証明する手続きの巻 次の記事 予備校の生きる道の巻 関連記事 新幹線で北海道へ!の巻 食卓に見るケンミン性 さっぽろ雪まつりの謎