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漫画で解説

スコットランドってどんな国?の巻

UK離脱はなくなりましたが…歴史や文化は魅力満載!

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「サクライ」で宿題中のののか。大輔に解説を頼みます。 テーマは独立で揺れたスコットランドです。 そもそも「イギリス」とは日本語英語。正式な国名は「大(グレート)ブリテンおよび北アイルランド連合王国」と言います。イングランドが統合した、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド、そしてイングランドの四つの国から構成される王国です。よく「UK」と略されますが、これは「ユナイテッド・キングダム」、つまり「連合王国」のことですね。
アングロ・サクソン系民族のイングランドが、ケルト系のウェールズとスコットランドを18世紀までに統合しました。これらの国々は、それぞれ言語や風習も異なり、サッカーのワールドカップ(W杯)に「英国代表」は出場せず、四つの地域がそれぞれ出場していますね。 スコットランドはなぜイングランドに統合されたのでしょう。 「悲しい結婚」と言われています。 1603年以降、イングランドとスコットランドは同じ人物を王に持つ「同君連合」となりました。 カトリックとプロテスタントの違いもあり、カトリックのジェームズ2世はフランスへ亡命。 プロテスタントのジョージ1世がドイツから迎えられて国王になりました。 複雑な家系と宗教改革に伴う議会と国王の対立などが背景にあります。
スコットランド議会は「自分たちの国王を選びたい」と望んだのですが、イングランド議会は1707年、厳しい条件を付けて議会を解散させてしまいました。 その分、スコットランドは郷土愛が強く、さまざまな文化が世界に広がったことも事実です。 発明品もたくさんあります。 キルトスカートやバグパイプ。 テレビ、蒸気エンジン、ペニシリン、クロロホルム、スコッチウイスキー。 また「オールド・ゴルフコース」はゴルフ発祥地です。 ネス湖の怪獣「ネッシー」も話題になりました。
サッチャー首相時代を中心にした保守党政権下では、英国で中央集権化が進みました。 ロンドンに人や物が集中して、スコットランドの人たちは不満を高めていたのです。 そこで1999年、スコットランド出身で労働党のブレア首相が、292年ぶりに自治政府議会を復活させました。 地方都市は高齢化が進み、空洞化も進んでいます。また、核兵器を搭載できる潜水艦基地もスコットランドにあって、撤去を求める声もあります。 住民投票の結果は「YES」(賛成)が約45%に対して「NO」(反対)が約55%で、スコットランドの独立は実現しませんでした。 英政府は今回の事態を受けてスコットランドの自治権の拡大を約束しているようですが、今後、英国がどうなるかは、引き続き注視する必要がありそうですね。

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