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漫画で解説

補助犬と人間の巻

店やホテルにも一緒に 傷付けるなんて言語道断です!

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埼玉県で、何の罪もない盲導犬が何者かに刺されてけがをした事件がありました。 体の不自由な人の手助けする犬を「補助犬」と呼びます。 補助犬には盲導犬、耳の不自由な人を支える聴導犬、手足が不自由な人を助ける介助犬がいます。 盲導犬はハーネスを着けていることが多いですね。 聴導犬は、日常生活で必要な音を知らせます。
盲導犬に最も適しているのは「ラブラドルレトリバー」だと言われています。 盲導犬の場合、訓練が始まる前に適正評価が行われます。 商店街などを歩いて、他の犬や猫に気を取られたり過剰に反応したりしないかを見ます。候補犬になれるのは4割程度です。 候補犬になると、いよいよ訓練です。訓練は約11カ月間実施されます。 何より大切なのは人に対する愛情、愛着を持たせることです。 ところが、日本では補助犬の姿をあまり見かけません。 そこで立ち上がったのが「1人と1匹」。 交通事故で下半身や手がまひした木村佳友さんと、パートナーの介助犬「シンシア」です。
盲導犬と同じように介助犬も同行できるよう、木村さんとシンシアは国に働きかました。 その結果、2002年に「身体障害者補助犬法」が成立。 補助犬の質を高める制度も整えられました。補助犬の育成には1頭あたり100万~300万円もの費用がかかります。 新たな制度では、訓練を行う事業者は「第2種社会福祉事業」の届け出をしたうえで、補助犬(盲導犬、聴導犬、介助犬)の訓練を実施します。一方、障害者は犬の行動管理の責任を負います。障害者と事業者が合同でも訓練を行い、国や国家公安委員会が指定した法人が認めれば、晴れて補助犬となります。しかし、それで終わりではなく、国や自治体は社会に対して認知度を高めるための啓発活動を行います。私たちが暮らす社会の方では、店や交通機関、職場や住居などでの受け入れ義務があるのです。 レストランや公共交通機関、タクシーなどに加え、2007年の法改正で民間企業への同伴受け入れも義務化されました。 各都道府県に相談窓口もあります。
しかし、補助犬に対する理解が浸透しているとは言えません。 補助犬なのに、「ペットは入れません」と拒否する施設が多いのが実態です。 受け入れている施設では、入口に「Welcome!ほじょ犬」と書かれた青いシールが貼ってあります。 盲導犬が刺された事件を知り「抑圧されて可哀そう」と考える人がいたようです。 しかし、人に必要とされるのに喜びを感じるコが補助犬になるのです。 障害者を責めるのはお門違いです。

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