連載をフォロー 漫画で解説 ラジオの時間の巻 2014年10月5日 09時55分(最終更新 10月5日 09時55分) ラジオ 番組紹介 歌謡曲・演歌 カルチャー 音楽 「ナイナイのANN」終了…深夜放送が培ってきた文化とは [PR] 20年6カ月続いたニッポン放送の「ナインティナインのオールナイトニッポン」が9月26日で最終回を迎えました。 ANNは、1967年から続いて来た長寿番組です。放送時間は月曜から土曜の深夜から未明にかけて。 パーソナリティーは毎日替わります。 過去にはビートたけし、所ジョージ、デーモン木暮閣下、中島みゆきらが務めました。 番組のテーマソングは「Bittersweet SAMBA」という曲です。 八木君は「ぺんぺん草」というラジオネームで、番組に投稿していたそうです。 こういうリスナーは「ハガキ職人」と言われました。 現代ではメールが主流になりましたから、「ネタ職人」と言われています。 ちなみに「電リク」は「電話リクエスト」の略です。 かつてはFM専門誌がいくつかありましたが、2001年を最後に、休刊してしまいました。 昔のラジオの楽しみ方といえば、FM専門誌の番組欄で、放送される曲名や時間を「エアチェック」し、ラジカセをスタンバイ。カセットテープに録音し、日付や番組名を書き込んで整理していました。 ところが、CDの登場で「エアチェック」は廃れました。 更に80年代以降に民放FMが多極化して競争が激しくなり、生放送が主流になりました。 雑誌に曲名や放送時間を事前に掲載するのは不可能になったので、雑誌も廃れていったのです。 ところで、NHKの放送終了後に流れる「JOAK」って何でしょう。これは「コールサイン」。 国際無線電信条約で、日本の無線局の符号は全て「J」で始まると決められているのです。 JOAKの放送が始まったのは1925年。関東大震災の2年後だったので、正しい情報を流すラジオはとても貴重だったのです。 2011年3月に発生した東日本大震災の際にも、仙台市民の8割はラジオを利用したそうです。 放送局から離れた場所や、山間部や高圧線の下などではラジオが聞きにくくなります。 テレビなどの家電から離したり、窓際にラジオを置いたりすると聞こえが良くなります。 インターネット放送でラジオも聴ける時代。 「ラジコ」が代表的です。IPアドレスから端末がある地域を判別して、その地域で放送されている番組を配信する「IPサイマルラジオ放送」というもの。 世界中のラジオを聴けるスマートフォンのアプリもあります。 「ナイナイのANN(オールナイトニッポン)」は終了しますが、「ナイナイ岡村隆史のANN」として継続します。 文字サイズ 印刷 連載をフォロー 漫画で解説 前の記事 補助犬と人間の巻 次の記事 女性の政治参加の巻 関連記事 「AM放送」と「FM放送」の違い 本当はすごいラジオ体操の巻 4Kテレビの魅力とは NHK受信料はなぜ必要?の巻