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図解で納得

廃棄物で電気を作ろう

生ごみやおトイレから発電 バイオマスってどんな仕組み?

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廃棄物からも再生可能なバイオマス発電とは?
鹿児島県の九州電力川内原発1、2号機が、新しい規制基準をクリアしました。 しかし、原発事故の不安はそう簡単には消えません。なにかいい方法はないのでしょうか? これまで太陽光、地熱、小水力と紹介してきました。今回はバイオマス発電について紹介します。
バイオマスとは、石油や石炭などの化石燃料を除く、生物由来の有機性資源のことです。 具体的には薪や木炭、菜の花由来の油や、間伐材などがあります。 今後、普及が期待される再生可能エネルギーの一つです。
おがくずを固めた「ペレット」や、建築廃材を燃やして発電するのが木質バイオマス発電です。 火力発電と同じく、二酸化炭素を排出するものの、植物が光合成で吸収する二酸化酸素と相殺されると考えることができます。 この考え方を「カーボンニュートラル」と言います。
燃料を直接燃やすバイオマス発電に対し、食品の残りかすや家畜の排せつ物をメタン発酵させてガスを取り出し、燃焼させるのがバイオガス発電です。 宮崎県の霧島酒造は14年9月、芋焼酎の製造過程で出る焼酎かすを使った発電を始めたそうです。
バイオマス発電はプラマイゼロで環境保護発電なのです。
12年7月、再生可能エネルギーの「固定価格買い取り制度」が始まりました。 経済産業省によると、13年11月までに645万3000キロワットを発電する装備が稼働し、このうちバイオマスは11万8000キロワットで9割は廃棄物発電でした。 再生可能エネルギー全体では、原発6基分に相当します。
しかしバイオマス発電は、火力などに比べて発電量が小さい割に、コストが高いのがデメリットです。 燃料が分散しているため、収集や運搬に費用がかかるのです。また、木材を過剰に伐採した結果、環境を破壊することも懸念されます。 植物から取り出した当を発酵させて石油の代替燃料を作る「バイオエタノール」は、トウモロコシやサトウキビなどが原料です。米ブッシュ政権時代に増産政策が取られたことから、07年頃には穀物価格の世界的な高騰を招きました。 自然と共存しながらエネルギーを生み出すのは、非常に難しいことなのです。
バイオマス発電とは、おがくずや生ごみ、排せつ物などの有機物を利用して電気を作る発電方法です。 再生可能エネルギーの一つとして期待されていますが、課題もあります。

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